フェリペ・マッサが、モナコGPのプレスカンファレンスに登場した。スペイングランプリを振り返ってみてどうですか?との質問に「9位でスタートして6位でフィニッシュするのは、それほど悪い結果だとは思わない」とマッサはコメント。「一番大きな問題はグリップ不足だった。今回のグランプリでは前回よりもソフトタイヤを使用するので、同じような問題は繰り返さないと思う。このタイヤは好成績を挙げたバーレーンで使用したものと同じだ。ここモナコは特別だ。どのドライバーでも特別な思い入れをもっている事はずだ」
土曜日の午後に行われる予選について、2 つのセッションに区切って行われるのではないかという話しがあった。今年は24台がQ1セッションにおいて最速ラップを一斉に狙う。「いつもここでの問題はクリアラップが取れない事だ。全員が全力でアタックできるような措置がとられるのであれば、それは素晴らしい事だ。ただこの決断によって何かが変わるわけではなく、僕たちはいつものように全力を尽くすだけだ」いくつかのメディアはマッサがスペインで初めて使用した、ブロウン・リアウイングシステムを気に入っていないと報じている。「それは正しくない。確かに今回のモナコグランプリでは使用ないけど、それはここでは最大限のダウンフォースを引き出さなければならないからだ。また多くのアップデートにより、クルマの性能が向上した事は間違いない。ブロウン・リアウイングシステムは、必ず他のグランプリで使用するだろう」ここ数戦のグリップ不足に関して、マッサとチームは解決するために努力している。「冬期テストと第1戦ではクルマにとても満足していた。ところが色々なタイヤの種類を使用するとバランスに変化が起き、そのためにいくつかポイントを失ってしまった。先週のバルセロナでのデータを良く分析して、この状況を打破して行きたいと思う」