元F1ドライバーのフェリペ・マッサが、ミハエル・シューマッハとルイス・ハミルトンを比較。シューマッハの方が努力家だったが、才能という点ではハミルトンの方が優れていると述べた。先週末のF1ポルトガルGPで勝利したルイス・ハミルトンは、通算92勝目に到達し、ミハエル・シューマッハの記録を抜いてF1史上最多勝利数の新記録を打ち立てた。
また、ルイス・ハミルトンは、今シーズン終了時にミハエル・シューマッハの7回のF1ワールドチャンピオンに並ぶ可能性があり、2人のスーパースターの比較がさらに促されている。11回のグランプリウィナーであるフェリペ・マッサは、2006年にチームメイトだったシーズンを含め、フェラーリシステムの一員といてミハエル・シューマッハと一緒に仕事をしてきた。一方、ルイス・ハミルトンは、2008年のF1世界選手権での壮大な対決を含め、何年にもわたってフェリペ・マッサのライバルだった。フェリペ・マッサは、比較のための最良の根拠は、両方のドライバーとチームメイトであったかどうかとしつつも、フィットネスとマシンセットアップという点へのこだわりという点ではミハエル・シューマッハの右に出るものはいないが、ルイス・ハミルトンの方が才能という点では優れていると語る。「比較するのは非常に難しい」とフェリペ・マッサは Fast Lane podcast に言った。「僕は同じチームでルイスとレースをしたわけではない。データを理解し、一方を他方と比較するには同じマシンでレースする必要があると思う」「でも、二人ともも本当に素晴らしいドライバーだし、才能があり、異なっている。非常に多くの分野で完成されたドライバーだ」「技術面では、ミハエルが前にいたと思う。ルイスがエンジニアと大規模に協力し、技術面ですべてを理解しているとは思わない。彼がマシンを100%知っているとは思わない」「でも、才能とペースだけで見れば・・・ミハエルは肉体的に大規模なトレーニングを行っていた。ミハエルは技術面で非常に優れていた。ハミルトンがトレーニング面でもフィジカルでもまったく同じかどうかはわらないけど、技術面ではそれほどではないと思う」「しかし、彼はすべてを完璧な方法で作っている。たぶん才能の面でも、彼はシューマッハを超えている。彼はそれほど一生懸命に頑張らなくても、すべてを完璧な方法で行うことができるからだ」フェリペ・マッサは、ルイス・ハミルトンの生の能力は、2007年にF1に初めて到着したときから明らかであり、マクラーレンで2回のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソと対戦したにもかかわらず、タイトルを争っていたことを挙げた。「ルイスがスタートして以来、彼が非常に才能のあるドライバーであることは明らかだった」とフェリペ・マッサは語った。「彼はいくつかのミスを犯したため、2007年にタイトルを獲得できなかった。いくつかのレースでは経験が不足していたかもしれない。中国で彼がピットストップに入ってクラッシュしたことを覚えている。最終的に彼はいくつかのミスと同じチームのアロンソとの戦いによってチャンピオンシップに勝てなかった」「しかし、彼には才能があることを示した。彼は自分が違い、どのドライバーにも勝てることを示した。フェルナンド・アロンソだって素晴らしい才能の持ち主だが、彼はF1での最初の年にフェルナンド・アロンソを倒した」「結局、彼の数字は、彼の能力、彼に何ができることを示している。彼はF1のあらゆる記録を破り、おそらく今年はすでにミハエル・シューマッハと同じ数のタイトルになる。数字は示し続けていくだろう。信じられないようなことだ」