フェリペ・マッサは、ブラジルGPで久しぶりにF1パドックを訪れた。マッサは、決勝レースでチェッカーフラッグを担当することになっている。午後のプレスカンファレンスに参加し、最近の状況について聞かれたマッサは「クルマをドライブしている方が良いだろうけど、物事がかなりうまく進んでいることにとても満足しているよ」とコメント。
「回復具合は本当に良いし、僕は前と同じだと言えるね。2回目の手術を終えて、ここ3週間で僕はトレーニングを開始した。体力面は事故前となにも変わっていないと言える。シミュレーターで走行したのは一日だけじゃないし、フィオラノで2007年マシンで100km走行したけど、とても良かったよ。正直に言うとプッシュしていたんだけど、それほど遅くなかったし、全てが正常だった。一貫性さえあったよ。全てが本当に正常だし、本当に嬉しいよ。今では以前のように全てのことができる。唯一の大きな問題は、僕たちのスポーツはリスクが伴うスポーツなんおで、全てにおいて100%準備する必要があることだ。また事故を起こす可能性だってある。僕は望まないけど可能性はあるんだ。別の事故から回復するには100%準備ができていた方がいい。それが僕たちが少し待っている理由だし、来年まで待った方がいいだろう」観客として参加してレースができないマッサは、今週末の役割がかなり辛いと認めてた。「特にここブラジルではクルマに乗って、ドライブしたいよ。このレースに戻ってくれたことは素晴らしいことだ。残念ながら、僕たちはもう少し待つ必要がある。ただ外から見ていて、何もせずにただテストでのことを話しているのは、あまり簡単なことではない。でも、来年に良い状態で臨むために準備しなくちゃね」またマッサは、来年のチームメイトとなるフェルナンド・アロンソとも顔を合わせた。「握手しただけだよ」とマッサは語る。「『ここはどうだい』って聞いたら『とても難しい』と言っていたよ。それ以上はないよ。僕たちは来年についてあまり話していないけど、来年について話す時間は十分にあるし、僕たちは素晴らしいチームになって、フェラーリのために良い結果を出せると思っているよ」