元F1ドライバーのフェリペ・マッサは、モータースポーツを2014年のパリオリンピックの種目に組み込むよう提唱している。フェリペ・マッサは、F1引退後にFIA(国際自動車連盟)のカート委員会の会長に就任。モータースポーツをオリンピックの種目化することに取り組む立場にある。
特にフェリペ・マッサは、世界中で電動カートを普及させることに熱心に取り組んでおり、今年後半にブエノスアイレスで開催されるユースオリンピックでは電動カートのデモンストレーションが行われる予定となっている。「年末にアルゼンチンでオリンピックのイベントがある。2014年にパリで開催さされるオリンピックで電動カートを種目化させるためのアイデアだ」とフェリペ・マッサは Conversa com Bial にコメント。「電動カートは始まったばかりだ。バッテリーが重いので、重量を減らすために開発しなければならないことがたくさんある」「子供たちが参加して、クラッシュしたり、ロールした場合、カートの重量が違いになる。でも、開発レースは非常に早く、非常に時間で解決されるだろう」電気自動車のシングルシーターにより選手権であるフォーミュラEの成功は、同様の環境に配慮したレーシングイニシアチブに新たな刺激を与えており、カートだけでなく、電気ツーリングカーやラリークロスの競技の計画もある。しかし、モータースポーツがオリンピックの種目に加わるかどうかはまったく別の問題だ。FIAは国際オリンピック委員会の認定国際スポーツ連盟のメンバーだが、これまでのオリンピックの歴史でモーターレースが種目として行われたことはない。フェリペ・マッサは、結果に関わらず、オリンピックへの働きかけが、電動カート全体の露出を増やすキャンペーンの一環になればと語る。フェリペ・マッサ自体、来期からフォーミュラEに参戦する予定である。スージー・ヴォルフがチーム代表を務めるベンチュリから参戦する。F1後の人生についてフェリペ・マッサは「僕が最も恋しく思っているのは競争だ」と認める。「本格的な競技について話をすれば、フォーミュラEには優れた競争があると思う」「ベンチュリがレースに勝ったことがないのは事実だけど、昨シーズン、彼らは勝利にとても近づいていたし、いくつかとても良い結果を達成している」フェリペ・マッサは、次世代のフォーミュラEマシン『Gen2』が導入される来期に参戦を開始するのは理想的なタイミイングだと語る。「新しいシーズン、新しいクルマは、全員にとって大きな変化だし、来年の選手権で誰が勝つかはわからない」「でも、チームが準備を進めているすべてのものを見れば、かなり興味深いし、僕たちが競争力のあるクルマを得られることを本当に期待している」「フォーミュラEは予測できないレースだ。全てが新しいときは、状況を正しくまとめこともできれば、予想を下回る可能性もある。決してわからない」「僕の目標はできる限り競争力を発揮することだ。キャリア全体で僕の目標は何も変わっていない」
全文を読む