フェリペ・マッサは、ルイス・ハミルトンはF1史上で最も偉大なドライバーのひとりと呼ばれるに相応しいと考えている。ルイス・ハミルトンは、今週末のF1メキシコグランプリで自身4度目となるF1ワールドチャンピオンを決めることが確実視されており、F1で最も成功を収めたイギリス人ドライバーになろうとしている。
今シーズン、ルイス・ハミルトンは、すでにミハエル・シューマッハは保持していたF1史上最多ポールポジションの記録を破り、F1キャリアでの通算勝利数では歴代2位に浮上している。2008年にルイス・ハミルトンとタイトルを争ったフェリペ・マッサは、ここまでの成功を収めていることを考えれば、ルイス・ハミルトンは、もはやF1史上で最も偉大なドライバーと称されることの多いミハエル・シューマッハやアイルトン・セナと同じくくりで扱われるべきだと考えている。「ルイスは間違いなくF1の歴史におけるベストドライバーの1人だ」とフェリペ・マッサは Sky Sports にコメント。「ミハエル・シューマッハやアイルトン・セナと比較して彼を下げたり、わざわざ違うレベルに分類することなどできない。彼は同じ位置に立っている」ルイス・ハミルトンはF1で十分な実績を上げているが、過去の偉大なドライバーほどの名声は得られていない。情報量が多くなった今、F1ファンは、F1マシンの違い、年間レース数の違い、レギュレーションの違いなどを挙げて、過去に活躍したF1ドライバーを美化する傾向にある。フェリペ・マッサは、F1ファンが思い出補正をかけて過去のF1を見るべきではないとし、現代のアスリートたちも先人たちと同じ土台で評価されるべきだとの考え方を述べた。 「ルイスはマシンに乗れば常に印象的だった」とフェリペ・マッサはコメント。「彼は戦ったどのカテゴリーでも人々を感心させてきた。それはアイルトン・セナも同じだし、ミハエル・シューマッハも同じだ。人々はいつも後ろを振り返り、昔は今よりずっと良かったと言うのが好きだけど、それは違うと思う」「(サッカーの)クリスティアーノ・ロナウドやメッシ、もしかしたらネイマールもすぐそのレベルに仲間入りするかもしれない。彼らはマラドーナやペレ、誰と比較されても一切引けを散らない。この世界だもそれは同じことだ」関連:フェルナンド・アロンソ 「ハミルトンが3度の王座でベッテル4度は違和感」