フェリペ・マッサは、2018年についての交渉は急いではいないと語る。昨年、引退を表明し、フォーミュラEへの転向を考えていたフェリペ・マッサだが、バルテリ・ボッタスがメルセデスに移籍したことでウィリアムズから説得され、引退を撤回して今年もF1参戦を継続することになった。
フェリペ・マッサは、自分の決断に後悔はないとしているが、実際にはF1にもう一年とどまることを考えていたとも語っている。「そうだね。自分がいるべき方向にとどまる機会があるなら、もしくは僕にとって正しいと思える方向にいられるなら、僕は残るだろう。そうでなければ、ノーだ。去年も同じことを言っていたね」「状況はうまくいっている。自分はとても競争的だと感じている。僕はクルマを走らせるのが好きだしね。新しい規約も気に入っている」「全てが僕のドライビングスタイルにとってとてもうまく働いている。唯一解決しなければならない問題は“運”だね(笑) 続けないというポイントはない」実際、過去4レースでフェリペ・マッサは運に見放されている。ロシアとスペインではパンク、カナダではクラッシュに巻き込まれ、バクーではメカニカルトラブルに見舞われている。フェリペ・マッサは、自分が満足できるポジションにいられるのであれば、2018年もF1を続けるつもりがあると語る。「自分が信じられるチームがあることが僕にとっては正しいことだ。僕に競争的なチームを与えられるチームだ。それは僕をとても良い気分にさせてくれる。それなら残るよ。自分が満足できず、競争力がないなら残りたくはない」フェリペ・マッサは、来年の計画を立てるにはまだ時期尚早だと語る。「急いでいない。レース毎に自分の状況を楽しんでいる。そのあと話をする時間を作るつもりだ。長くはかからないと思う」