フェリペ・マッサは、今週のムジェロでのテストを振り返り、新車F60に対する手応えを語った。マッサはフィオラノでF60のシェイクダウンを担当し、その後ムジェロで天候はあまりよくなかったが、2日間のテストを行った。テスト最終日にはテクニカルトラブルが起こったにも関わらず、マッサはまだ時期尚早であることを認識しつつも、F60のパフォーマンスに手応えを感じていることを認めた。
「マシンは最後からほぼ1周のところでかんしゃくを起こしたけど、間違いなく満足だよ」「ムジェロを選択したことは正しかったし、僕たちは4日間で特に問題もなく1,700kmを走行した。過去のほとんどは250km走ったら何かが起きていたからね」「最後にちょっとした問題があったことを考慮しても、信頼性は8点だ。その代り、パフォーマンス面はライバルとの直接対決を待たなければならない。でも、僕たちは正しい方向を向いていると思うし、すでに良いラップタイムを記録している」「スリックタイヤにとってベストな気温じゃなかったけど、働いていたよ」最終日のトラブルについては、「デファレンシャルが壊れたことによるハイドロリックの問題だった。でも、KERSやエンジンのような重要なコンポーネントが壊れるよりはずっと良いね」と説明した。マッサはまた、新しいレギュレーションのおかげで今はドライブするのがより楽しくなったと語る。「僕の意見ではYESだ。マシンは空力でいっぱいだったし、カートのようだった。ドライブはより難しくなるし、よりミスも起こりやすそうだね。だから、よりドライバーの能力が必要になる」「多くのステアリングホイールのボタンで難しくなるという話には笑ったよ。それらは常にそこにあったし、僕たちは馬鹿じゃない。たった2個増えただけだよ」