フェリペ・マッサは、苦しんだ2012年シーズンにF1引退も考えていたと認めた。フェルナンド・アロンソは、シーズン2戦目で優勝を果たし、最終戦までタイトル争いを繰り広げたが、フェリペ・マッサはスタートでつまずき、開幕5戦でわずか2ポイントしか獲得できなかった。その結果、シーズン中盤ではアロンソが164ポイントを獲得したのに対し、マッサはわずか25ポイントと大差がついた。
フェリペ・マッサは、自分に仕事を続けていく能力があるか疑問を抱いていたと BBC に述べた。引退も考えたかとの質問に、フェリペ・マッサは「そうだね」とコメント。 「本当にいろんなことを考えた。自分はもうダメかもしれないと思ったこともあった。フェラーリを辞めることも考えた。どうすればいいかまったくわからなくなっていた。いろんなことを考えた」 フェリペ・マッサは、スポーツ心理学者と働いたことが、自分の考えを変え、シーズン後半の復調につながったと明かした。 「みんなと話をした。でも、プロの心理学者やスポーツ心理学者とも取り組んだ。それは始まりに過ぎなかった。その後、考え方や仕事の方向性を変えることができたし、いつもやっていたトレーニングに似ていた。でも、家族にも助けられた。100%間違いない」