フェリペ・マッサは、今週末のF1マレーシアGPでシャシーを交換することが、オーストラリアでの不味いスタートから立ち直るために役立つと確信している。フェリペ・マッサは、開幕戦F1オーストラリアGPで予選16番手となり、ブルーノ・セナとクラッシュしてリタイアするまでミッドフィールドを走っていた。その結果を受け、多くのメディアがフェラーリはシーズン中にフェリペ・マッサを解雇すると報じた。
フェラーリは、すぐさまその報道を否定。F2012に対する不安を取り除くために今週末フェリペ・マッサに新しいシャシーを与えることを明かした。フェリペ・マッサは、将来への疑いよりもマシンのパフォーマンスに関心を持っていると述べた。「マシンのことしか気にしていない」とフェリペ・マッサはコメント。「オーストラリアのマシンは、(テストで)知っているマシンではなかった。(シャシー交換は)正しい行為だ」「(メディアの批判は)まったく気にしていないし、僕には仕事がある。僕のやっている仕事は、マシンを運転して、ベストを尽くして、マシンの100%を引き出すことだけだ」フェリペ・マッサは、先週末のマシンはテストと大きな違いがあったと説明した。「テストでは毎回マシンを走らせてもオーストラリアで抱えていたような問題はなかった」「毎日、それにフェルナンドがマシンに乗った翌日も、おかしい部分や異なるものは決してなかった」「オーストラリアに到着したら全てが違っていた。状況を改善し、何が起こったかを知ることが今週の一番の議論だった。もう問題はないと確信している」またフェリペ・マッサは、マシンの問題を根絶するためにマレーシア前の短い期間におけるチームの努力を称賛した。「シャシーを変えるだけでなく、全てを変更した」とフェリペ・マッサは付け加えた。「全てを変更した理由は、理解できなかったからだ」「チームはとてもプロフェッショナルだ。機能していない部分を取り除き、パフォーマンスを改善させることは、僕にとって良いことだし、彼らにとっても非常に良いことだ。これがマシンにできる最善の解決策だと確信している」