フェリペ・マッサは、2011年シーズンに向けてプレッシャーは感じていないと主張する。フェリペ・マッサは、頭部の負傷により途中欠場した2009年以来、2年間優勝から遠ざかっており、今年は新しいチームメイトであるフェルナンド・アロンソから108ポイントの6位でシーズンを終えた。そのため、2012年までフェラーリと契約を結んでいるにも関わらず、フェリペ・マッサには絶えずシート喪失が囁かれている。
しかし、フェリペ・マッサはここ5年間フェラーリのシートを守ってきたことを指摘し、状況に不安は感じていないと述べた。「2011年が重要な一年を意味するとは思っていない。基本的にこのような状況はよくあることだ」とFerrari World Finalsに出席したフェリペ・マッサはコメント。「2006年序盤、多くの人が僕はフェラーリで一年しかもたないと言っていたのを思い出すよ。そのシーズン、僕はレースに勝ったし、それからもずっとフェラーリにとどまっている」「2008年は、特に序盤に多くのプレッシャーがあったけど、最後戦で僕は(ルイス・ハミルトンがティモ・グロックをかわしてタイトル獲得するまで)ワールドチャンピオンとしてラインを通過した」「ブタペストでの事故のあと、多くの人が今年は難しい一年になるだろうと言っていた。実際、そうなってしまったけど、事故が理由ではない」「長年にわたって、フェラーリの僕の後任として少なくとも10人のドライバーの名前が挙げられてきた。でも、僕はまだここにいるよ!」フェリペ・マッサは、今シーズンの不振の原因としてしばしば2010年のブリヂストンタイヤの熱入れの問題をあげ、来年のピレリへの切り替えによって解決してくれることを願っていると述べていた。先週、アブダビでのピレリの初テストで初日のトップタイムを記録したフェリペ・マッサは、問題解決に自信を高めている。「第一印象はとてもポジティブだ。クルマのセットアップを大きく変えなくても、タイヤはすぐにうまく機能した。まだやるべきことは多いけど、本当にいい1日だったね」