マルシャのスポーティングディレクターを務めるグレアム・ロードンは、レッドブルがF1オーストラリアGPでのダニエル・リカルドの失格処分を受け入れるべきだと考えている。 レッドブルは、FIAが供給する燃料流量センサーを無視したのは計測が不正確だからだと主張して失格処分を控訴し、4月14日(月)に聴聞会が行われる予定となっている。
聴聞会は、マレーシアとバーレーンの連戦が終了するまで行われないため、レッドブルにとってはさらなる失格処分が科されるリスクがある。Mirrorの記者バイロン・ヤングは「彼らは果敢に抵抗を続けて除外や罰則を科されるリスクを負うのか、それとも他のチームに歩調を合わせるのか?」と疑問を投げかけた。 そんな中、グレアム・ロードンは、レッドブルの控訴が失敗に終わることを願うと認めている。グレマム・ロードンは、全F1チームがテクニカルレギュレーションに関するチャーリー・ホワイティングの“オピニオン”を無視するようなことになれば、「すべてのリザルトが控訴の後に決定される」ことになってしまうとし、レッドブルが今回の上訴で勝利すれば、“ダムの水門を開けたよう”に一気に他チームもチャーリー・ホワイティングが示すガイダンスを無視し始めるだろうと警告する。「常にこういうことは起こるものだ。それは(ホワイティングの)意見に過ぎないとして、我々がそうしたオピニオンをすべて無視し、常にそれが裁判で争われるようなことになれば、このスポーツには際限なくごたごたが続くことになる」「クルマが速く走れるからといってアドバイスを無視するようであれば、ファンが理解できるような方法でレースを運営することがこのスポーツにとって本当に難しくなっていく」
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