マルシャは、フェラーリとのV6ターボエンジン契約を来月のF1カナダGPで発表するとみられている。現在マルシャにエンジンを供給するコスワースは、2014年に導入されるV6ターボエンジンを製造しておらず、マルシャはフェラーリとメルセデスを評価していた。「コストは現在のエンジンよりも大きく上昇するので、価格が重要な要因であることは明らかだ」とマルシャのアンディ・ウェッブCEOは述べていた。
2014年にF1にエンジンを供給する3つのメーカーのうち、フェラーリは最も安価なパッケージとされている。また、フェラーリとコネクションのあるジュール・ビアンキの起用もフェラーリとの契約に有利に働いいてるとの見方が強い。マルシャの技術責任者を務めるパット・シミンズは「フェラーリは、純粋にもっと多くのチームを望んでいる」と認めた。「いずれにせよ、彼らはもう1チームを望んだと思うし、ジュールとの契約は助けになるだけだ」