ヴァージンの社員であるアレックス・タイが、来年からF1に新規参戦するマノーのCEOに就任するとSPEEDtv.comが報じている。アレックス・タイはチーム代表職も兼務するとしている。ヴァージンは、今シーズン末でブラウンGPを離れ、来年からはマノーのタイトルスポンサーになることが明らかになっている。アレックス・タイは今シーズン、ベルギーGPをはじめ、何度かレースに姿をみせている。
ドイツ赤軍でパイロットの訓練を受けたアレックス・タイは、ヴァージンの宇宙事業である“ヴァージン・ギャラクティック”に関わる前は、ヴァージン・アトランティックでボーイング747を飛行させていた。ヴァージンは今年、ブラウンGPを通して多くの異なるブランドのプロモーションを行ってきたが、アレックス・タイの関与は、F1とヴァージン・ギャラックティックとのより密接な関係を示唆させるもの。ヴァージン・ギャラクティックは、株式32%をアブダビ政府所有の投資会社へ売却することを発表しており、9%はダイムラー・メルセデスが保有してるとされている。マノーは、アブダビやサウジアラビアの投資を探っているとされている。