マノーは、2016年F1マシンに見切りをつけて、根本的に異なる2017年F1マシンのために白紙の状態に目を向けることを拒否している。今年、マノーはメルセデスのパワーユニットとウィリアムズのトランスミッションによって前進はしたものの、グリッドの後方でもがき続けている。最近のF1モナコGPでは、パスカル・ウェーレインが2周遅れの14位、リオ・ハリアントが4周遅れの15位とパフォーマンス不足がハイライトされた。
マノーのレーシングディレクターを務めるデイブ・ライアンは、チームがまだマシンについて学んでいるところだと頑なであり、2017年に完全な焦点を向ける前に改善をもたらすことができると考えている。「現在、我々は2015年マシンの作業を進めている」とデイブ・ライアンは Autosport にコメント。「それは全員にとって同じだと確信しているが、おそらくパーセンテージ的に我々の努力はビッグチームほど多くはないだろう」「しかし、我々はまだ2016年マシンに懸命に取り組んでいる。自分たちが何を得てきたか理解する必要があるし、今年のマシンから引き出せるものを引き出す必要がある」「我々にはドライバーに出来る限り最高のマシンを与える義務がある。我々の誰も、来年を待って、荷造りを済ませて、ぶらぶらして『仕方ないことだ』と言いたくはない。そんなことをしても、どこにもたどり着けない」「今年のマシンから何かを学ぶことができるか? そうだね、我々は膨大の量を学ぶことができる。素晴らしいクルマだ。過去のクルマと比較すれば、本当に素晴らしい」メルセデスとウィリアムズがエンジンとトランスミションを提供しており、デイブ・ライアンは、マノーの不足はシャシーにあると認める。また、ルーキーのパスカル・ウェーレインとリオ・ハリアントは、クルマで全力を尽くしていると考えている。「我々はメルセデスと同じエンジンを持っているし、それらがどれくらい速いかはわかっている。それに我々にはウィリアムズと同じバックエンドがある」とデイブ・ライアンはコメント。「残りはクルマとドライバーだ。ドライバーは良い仕事をしていると言わなければならない。まったく彼らをとがめることはできない」