オリバー・ローランドは、2016年のマノーのF1シートについて交渉の場はあったが、取引はあまりに高価なため実現しなかったと明かした。昨年、フォーミュラ・ルノー3.5で8勝を挙げてタイトルを獲得したオリバー・ローランドは、今年ルノー・スポール・アカデミーの一員となっている。マノーのシート獲得の可能性について質問されたオリバー・ローランドは「交渉していた」とコメント。
「誤解しないで欲しいけど、F1への準備ができていると思っている。でも、チャンスは得られなかった。マノーが要求するお金は出せない」「でも、ルノーの人々はいい感じだ。彼らにはアカデミーとF1チーム全体に関して良いプロジェクトがある。全体的にその一員になって、上り詰めていくことはかなりポジティブだ」マノーは、まだ2016年のドライバーラインナップを発表していない。報道では、インドネシア政府と国営石油会社プルタミナから支援を受けるリオ・ハリアントが、マノーから要求された1500万ユーロ(約19億2500万円)を用意したといわれている。オリバー・ローランドは、マノーMPモータースポーツからGP2に参戦することが発表されている。もう一年ジュニアカテゴリーで戦うことにフラストレーションを感じているかと質問されたオリバー・ローランドは「ちょっとね。でも、改善できることはまだある」とコメント。「チャンスがきたときに最高の準備ができているようにしておく必要がある。まだ学ばなければならないことはたくさんある。新しいタイヤ、トラック、GP2マシンなどね」「きとんと学ぶことができれば、準備を整えられない理由はない」関連:オリバー・ローランド、フォーミュラ・ルノー3.5のタイトルを獲得