マノー・マルシャのチーム代表ジョン・ブースとスポーティングディレクターを務めるグレーム・ロードンがチームに辞任を申し出たと Telegraph が報じた。報道によると、2人はチームの財政を再建した立役者であるスティーブン・フィッツパトリックと距離を置き始めているといい、当初、株主になると申し出ていた投資家からの関心が実現しなかったことに失望したと言われている。
ジェオン・ブースとグレーム・ロードンは、メルセデスのパワーユニットを搭載する2016年に中団グループ入りを果たすためには投資家からの関心が重要だと考えていた。 1990年にマノー・モータースポーツを創立し、シングルシーターのレース界で大きな成功を収めてきたジョン・ブース。主にはフォーミュラ・ルノーを舞台に戦い、後のF1王者であるキミ・ライコネンやルイス・ハミルトンらのドライバーと共にタイトルも勝ち取ってきている。 マノー・モータースポーツがF1に参戦したのは2010年。当初はヴァージンとして参入し、2012年にマルシャに名前を改めた。2014年シーズン終盤には財政難により管財人の管理下に置かれ、チーム存続の危機にも直面したが、マノーを冠したチーム名と共に今年の開幕戦オーストラリアでグリッド復帰を果たしている。 報道ではジョン・ブースとグレームロードンが今季末をもってチームを離脱すると伝えられているが、マノー・マルシャは現時点でこの報道に対するコメントを拒んでいる。
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