マノー・マルシャは、2016年から参戦するハースの脅威を警戒している。F1グリッドが11チームに拡大する2016年からアメリカを拠点とするハースが参戦。参戦台数は22台へと増加し、コンストラクターズ選手権10位をかけての戦いが再開する。現在のレギュレーションでは、3年間で2年間トップ10から外れると、賞金を得る資格を失う。
グリッド最下位にいるマノー・マルシャは、2016年に少なくともハースの前を維持するために決意を新たにしている。ハースの参戦はマノー・マルシャにとって大きなタスクかと質問されたグレアム・ロードン(マネージングディレクター)は「確かにその通りだ」とコメント。「私が見た感じでは、来年入ってくるチームは、他とは非常に異なる方法でF1カーを作っているようだ」「どこかの段階で彼らが規約に抵触したとき、あらゆる進行がどうなるかを見るのは興味深い」「だが、我々は規約の範囲内でやれることに集中しなければならないし、来年にむけて出来る限り競争的にならなければならない」「我々は来年のマシンを開発している。私が満足しているのは、それが本当に良さそうに見えていることだ。全員が前進するために全力を尽くしている」「(今シーズン後半も)レースはどんどんやってくるのでぬるま湯に浸かっていることはできないし、同時にパフォーマンスが上がるのを待っているわけにもいかない」「出来る限りプッシュしていかなければならないし、スピードを加えていかなければならない。とにかくシーズン後半がどのような展開になるか見てみなければならない」夏休み後のマノー・マルシャに期待していることを問われたグレアム・ロードンは「我々がそれほどヘトヘトに見えないことを願っているよ」と冗談を交えてコメント。「ノンストップだった。全チームが同じであることはわかっているが、我々は非常に変わったシーズンスタートを迎えたし、一息入れる機会もなかった。だが、今はそれができる」「人々は身体的にも精神的にも試練だった。もちろん、感情的だったこともある」「規約によって2週間のファクトリー閉鎖があり、我々はそれを支持している。全てのスタッフが家族との時間を過ごし、バッテリーを充電して、シーズン後半にプッシュする準備を整えることができる」