マノー・マルシャの創設者であるジョン・ブースは、チームがメルボルンに行けると確信している。新たな投資を確保し、債権者を説得して管財人の手を離れ、マルシャ・マノーは困難を乗り越えて2015年のF1エントリーリスト入りを果たした。しかし、まだ全てが解決したわけではない。
当初、マノー・マルシャは2014年F1マシンで戦うことを考えていたが、FIAは参戦の条件として“2015年テクニカルレギュレーションへの適応が必要”と注記している。これはマノー・マルシャにとって大変な戦いだ。すでに債権者への支払いのためにオークションで重要機材が売却されており、バンベリーの施設は2016年に参入するハースF1チームの手に渡ったうえ、従業員も解雇している。冬の間、事実上休止状態だったマノー・マルシャは、現在ジョン・ブースが持つディニントンのF3チームの施設を拠点として活動中。3月5日(木)にクラッシュテストを予約しており、その翌日がメルボルンに機材を送る期限となる。しかし、ジョン・ブースは「メルボルンに行けるまでもう少しだ。そのためにみんなが24時間働いている」と Yorkshire Post に語った。「マシンは完成に近づいており、我々は複数の拠点で動いている。きっとたどり着ける」「ディニントンの他にもシルバーストンのベースを使っている。目標は来週末までにすべての準備を整えることだ」
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