マノーは、2015年のレースドライバーの一人としてウィル・スティーブンスと契約を結んだことを発表した。マルシャ(旧マノー)は、新たな支援者を確保したことで管財人の元を離れ、会社任意整理(CVA)段階に入っている。 現在、マノーは2014年シャシーに2014年型のフェラーリ製パワーユニットを搭載したF1マシンでシーズンをスタートしようとしている。
マノーのマシンの製造はディニントンの施設で“発展した段階にある”とされており、メルボルンに向けて荷物が出発する3月6日(金)までにマシンの準備を整えようとスタッフが24時間体制で稼働中とのことだ。ウィル・スティーブンスは、2014年末にマルシャのリザーブドライバーを務め、最終戦のF1アブダビGPではライバルのケータハムから1戦限りのレース出走を果たした。ウィル・スティーブンスのチームメイトは明らかになっていないが、他の発表と合わせて近々報告がありそうだ。 「チームを守ろうという素晴らしい努力のあとで、マノーが一つになろうとしているのを見るのはとてもエキサイティングなことだ」とウィル・スティーブンスは述べた。「サプライヤーやスポーツ内部の驚くべきサポートがなければ可能ではなかっただろう。でも、何よりもメルボルンに向けて24時間働き続けているマノーの素晴らしい人々のおかげだ」「僕を信じてくれたチームに感謝したいし、2週間後にグリッドに並ぶときに全てのハードワークが報われるのが待ち切れない」 マノーが今年のF1グリッドに返り咲くことができれば、昨年のコンストラクター選手権で9位に入った賞金を手にすることができる。だが、現状では、F1ストラテジーグループがマノーの2014年F1マシンでの復帰に反対の決議をしている。