マノーは、会社任意整理(CVA)が承認され、管財人の管理下を脱した。同チームは、2014年までマルシャとしてF1に参戦していたが、昨季終盤に財政難により破綻。その後、チームは管財人FPRアドバイザリーの手に委ねられていた。しかし、FIAが公表した2015年のF1エントリーリストにはマノー・グランプリの名前で記載されており、すでにエントリーフィーを支払ったことが報じられている。
今月初旬に管財人が発表した通り、会計任意整理の承認によってチームのコントロールは首脳陣の元に戻される。管財人のジェフ・ローリーは、チームがF1復帰を目指すうえで重大なステップだと述べている。「債権者のCVA承認を受け、会社の財務再構築が進展したことを嬉しく思う」とジェフ・ローリーは述べた。「新たな投資と尊敬できるマネジメントの継続性により、このビジネスは運営上の再建を加速させられる理想的な基盤を有している。再びチームをレースの現場へと戻す作業はすでに取り組まれている」「長いプロセスとなったが、このマイルストーンに達するまでに関わってくれた全ての人々に感謝したい。管財人として、数日中に管財人の元から正式に離脱するために必要な手続きを進め、法定任務を完了させる。進捗に応じてマネジメントから詳細を発表する予定だ」だが、マノーにはまだマシンの準備という難題が残されている。F1ストラテジーグループの投票により、マノーが開幕戦で2014年型マシン使用が認められなかった。さらに報じられたところによると、フェラーリは、1,000万ユーロ(約13億5,000万円)の内金が支払われない限り、V6ターボエンジンを渡さないとマノーにに通告したという。しかし、マルシャはマシンの開発を進めており、3月初旬に2015年ルールに適合するマシンのクラッシュテストを予約しているという。
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