HRTは、F1イタリアGPの金曜フリー走行1回目にマー・チンホワを起用。マー・チンホワは、ナレイン・カーティケヤンのF112で中国人ドライバー初のグランプリデビューを果たす。HRTの育成ドライバーであるマー・チンホワは、7月にシルバーストンで開催された若手ドライバーテストでF1マシンを走らせていた。
マー・チンホワ「F1ドライバーになるという夢への非常に重要なステップです。シルバーストンでの若手ドライバーテスト後、マシンに乗るのは2回目ですし、モンツァは好きなサーキットなので走れることに興奮しています。今回のセッションの目的は、僕のプログラムを進め、F1カーでより多くの走行距離と経験を重ね、チームと一緒に彼らが必要なことを手助けすることです。興奮はしていますが、チャンスがきたときに備えるためにここ数ヶ月間件目にトレーニングしてきたので落ち着いてもいます。サーキットやF1カーの挙動をもう少し知るためにシミュレーターでも作業してきました。ここ数ヶ月間、グランプリでチームと一緒に過ごしてきましたし、エンジニアやチームメイトからも多くのことを学んできました。彼らは情報や経験をシェアしてくれましたし、それがとても役に立つと思います。中国人ドライバーがグランプリに参加するのは始めてです。中国のモータースポーツにとって大きな一歩であり、素晴らしいチャンスだ。僕がここにたどり着くのを支え、手助けしてくれた皆さんに感謝したいです。僕の両親、中国スポーツ・マネジメント、中国モータースポーツ連盟、これまで僕を支え、これからも支えてくれる企業、そしてもちろん、今回のチャンスを与えてくれたHRT F1チームまで。彼らを失望させるつもりはありません」ルイス・ペレス・サラ (HRT チーム代表)「個人的に、マーにグランプリデビューのチャンスを与えられて本当に満足している。モンツァのような伝統的なサーキットのFP1でそれを実現させられたことはさらに特別だ。3月に彼との作業を始めてから、全てがとても早く過ぎていったが、彼はそれに応え、全てのフェーズを克服してきた。ワールドシリーズやGP2カーでのテストから、シミュレーターでのセッション、シルバーストンのテストまで、彼は500kkmを問題なく走破した。彼は良いレベルを我々に示し、次のステップへ進むために必要な信頼を届けてきたし、それがグランプリのフリープラクティスセッションでのデビューへと繋がった。彼はミスなく我々の期待に応え、非常にポジティブでプロフェッショナルな姿勢で、適応する能力をもった速くて安全なドライバーであることを証明してきた。間違いなく、これは大きな責任のある非常に重要なステップだ。だが、彼はそれを実行する準備はできていると考えている」
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