ロータスは、支払い問題によって貨物が周囲より遅れて鈴鹿に到着した。木曜日の朝、現地にやってきたチームはホスピタリティーからも閉め出されてしまった。 午後になって機材はようやく鈴鹿に到着し、ガレージで荷ほどきがされたが、ホスピタリティーは閉ざされたままで、クレートが外に積み上げられた状態だった。
チームのメディア対応は雨が降りしきる鈴鹿のパドックの中で行われ、ドライバーのロマン・グロージャンはチームが遅れを取り戻そうと努力していると語った。「パーツは全部ある。全て準備できている」とロマン・グロージャンはコメント。「いつも通り、彼らはベストを尽くしてくれるだろう。みんなここにいる。僕たちはレースをするために来ている。ずっと言い続けているように、エンストンで働く人々はみんな驚異的だ。今回もまたその証明だ」 今回もフリー走行1回目をジョリオン・パーマーに譲るロマン・グロージャンは「明日の午後2時(フリー走行2回目の開始時刻)までに終えてくれれば僕は満足だよ!」とジョークを交えて語った。ロータスは、F1ハンガリーGPではピレリへの支払いが遅れてフリー走行1回目をほとんど走れず、ベルギーでは機材を差し押さえるための執行官がガレージの外に押しかけた。ロータスは、噂されているルノーの買収が完了するのを待っているところだが、28日(月)にはイギリスの税関庁によって延期されていた訴訟の審理が再開されることになっている。 「エンストンにとってはあまりありがたいことではない。非常にトリッキーな状況だ。」「理由はハンガリーで少し説明したし、先週、ジェラルド(ロペス)がもう少し詳しく説明したはずだ。チームの将来が決まるのと、答えを待っているところだ」「でも、とにかく重要なのは、僕たちにまだスピリットが残っていて、レースをしたいと思っていることだ。レースは全力で戦い、結果出したい」 ロータスのホスピタリティーが整うのを待つ間、グロージャンはルノーでランチを取ったという。 「おなかが空いて困っている時に、みんなが自分たちのホスピタリティーに歓迎してくれるのは嬉しいものだ。とてもありがたい。僕たちはいつもと違う場所でランチを取ったけど、早く解決されるといいね」「重要なのはレースに必要なものは全部揃っていることだ」