新たな“開発ドライバー”を起用したロータスに批判が目が向けられている。 1ヵ月ほど前、ロータスは26歳の女性ドライバーであるカルメン・ホルダと契約。カルメン・ホルダは、グランプリに同行し、シミュレーターやE23でテストもすることになっている。しかし、GP3で28位が最高位というカルメン・ホルダを起用したロータスに批判的な声も聞かれた。
2012年にカルメン・ホルダのチームメイトだったロブ・クレーガンは「カルメン・ホルダはハイブリッドF1マシンどころか、映画の1本だって開発できやしない」と Twitter で発言。 カルメン・ホルダは、そのような批判を“嫉妬”だとはねつけている。 しかし、24日(火)にロータスがカナダ生まれの25歳の中国人ドライバーであるフォング・アダリー(方駿宇)との契約を発表すると、同じような批判が相次いだ。 ロータスは、声明の中でフォング・アダリーが“中国人初のF1正ドライバーというゴールに近づいている”と述べ、フォング・アダリーもグランプリに同行してシミュレーターをドライブすると述べている。 また、ロータスは、フォング・アダリーは“エンストン復活を支える理想的な候補者”だと述べた。 2014年の終盤に、フォング・アダリーは、ザウバーのドライバーとしてF1アブダビGPの金曜フリー走行に出走した。 しかし、それはフォング・アダリーのスポンサーがシートを“買った”ためだと言われており、ロータスのニュースにも同じような反応が見られた。 元ベテランドライバーでコメンテーターのマーティン・ブランドルは「中国人ドライバーがF1に誕生するのはもちろんいいことだ」と Speed Week に語った。 「しかし、フォングが雇われたのは彼のお金のためだ」 Daily Mail も、カルメン・ホルダとフォング・アダリーは、2人ともGP3で5シーズンを戦っているが、1度のポールも優勝したことがないと同意する。元F1ドライバーの井上隆智穂は皮肉たっぷりに「預金口座開発ドライバーがF1で人気のようだ」とつぶやいた。
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