エンジンをメルセデスに変更したロータアスだが、元エンジンサプライヤーであるルノーとの関係は損なわれていないようだ。2012年と2013年にはコンストラクターズランキング4位に入ったロータスだったが、新しいV6エンジン初年度となる2014年は8位と失速してしまった。 ロータスのオーナーであるジェラルド・ロペスは、ルノーだけを責めるつもりはないが、新しいパートナーであるメルセデスとはもっと明るい未来が待っていることを期待している。
「新しいメルセデスエンジンが違いを見せるだろう」とジェラルド・ロペスは Auto Hebdo にコメント。「だが、2014年シーズンの惨劇は、ルノーだけの責任で起きたわけではない」 ジェラルド・ロペスは、ロータス自身も責任の一部を負わねばならないと認める。 ジェラルド・ロペスは、ロータスが1年前に100人のスタッフを削減したことを明らかにし、今は50人を新たに雇用して“主に空力とCFD部門”を再建したと述べた。「優秀な人々の離脱についていろいろと書かれた。だが、実情は2012年と2013年のマシンを作った技術チームは、よく知られている数名の離脱者を除いて無傷だ」 「我々は、代償を払い、そして学んだ」 「重要なのは従業員の数ではなく、作業の効率だ。850人の従業員がいながら、他が500人で成し遂げていることをできなかったチームを知っている」 しかし、ルノーに対する不満もやはりあるようだ。ロータスが離れ、ケータハムが消滅した今、ルノーはレッドブル所有の2チームに供給するのみとなった。 「1チームだけに全力を集中させなければ、彼らにとっても有益だっただろう」とジェラルド・ロペスは述べた。 メルセデスのパワーユニットを得て、ロータスは2015年の再建を望んでいる。新車E23に対するドライバーの反応も良好だったようだ。 「以前ほどアグレッシブなアプローチではない」とジェラルド・ロペスは説明。 「それはE22で攻め過ぎてしまったからというだけでなく、トップスピードを向上させたいという自分たちの開発目標を決めたためだ」
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