ロータスは、ルノーと新たに長期的なエンジン契約を締結したことを正式発表した。今年の契約は形式的なものだったが、ロータスはルノーの1.6リッター V6ターボエンジンを使用する新契約は“2014年以降”の長期的なものだと述べた。チーム名を変更してきたロータスだが、ベネトン時代の1995年〜1997年、ルノーのファクトリーチームだった2002年〜2010年にルノーのエンジンを搭載し、4度のコンストラクターズタイトル、3度のドライバーズタイトルを獲得してきた。
ルノーのパワーユニットを搭載するE22は、水曜日にバーレーンで正式披露された。レッドブルとワークス体制を組むルノーだが、ルノー・スポールF1責任者ジャン・ミシェル・ジャリニエは、ロータスとの密接な協力関係を強調した。「E22の初公式テストのためのトラックで我々のパートナーシップを正式に発表できたことを嬉しく思っている」とジャン・ミシェル・ジャリニエはコメント。「ヴィリーとエンストンの関係は、ここ数年で急速に力をつけてきた」「これ以上に素晴らしい方法はないし、以前のデザインよりも技術的に複雑な2014年マシンでの協力は非常に密接だ」「我々のこのスピリットが、今シーズンのトラック、そして新しいF1の技術時代に実を結ぶことを願っている」ロータスは、ライバルメーカーであるメルセデスやフェラーリとも交渉していたと考えられているが、ルノーを継続することは常に最も可能性の高いオプションだった。ロータスとルノーは2014年にむけて作業を進めてきたが、契約が成立するまでには時間がかかった。ロータスのマシュー・カーターCEOは「ロータスF1チームとルノー・スポールF1は、過去数年間にわたり良好な関係を楽しんできた。2014年以降も我々の関係、コラボレーションを元に継続していくことを楽しみにしている」とコメント。「F1は新しい時代が幕を開けた。ルノー・スポールF1とともに挑むことを嬉しく思っている」