ロータスは、キミ・ライコネンとロマン・グロージャンがトラブルフリーの週末を過ごすことができれば、マクラーレンとレッドブルの勝利を最も脅かす存在になると自信を持っている。開幕2戦、ロータス E20は特に予選で有望なポテンシャルを示したが、レースではまだ十分にそれを証明できていない。
キミ・ライコネンは、オーストラリアGPではQ1落ち、マレーシアではギアボックスペナルティによって妨げられ、ロマン・グロージャンは両レースをクラッシュにより早々にリタイアしている。それらの状況により、ロータスがどれくらい速いかについてまだ明確にはわからないが、トラックサイド・オペレーションズ・ディレクターを務めるアラン・パーメインは、ロータスには上位2チームに次ぐ、3番目のチームとしてのポテンシャルがあると考えている。「ペナルティのない直接的なレース、そしてロマンの最初の数コーナーでのクラッシュがなければ素晴らしかっただろう」とアラン・パーメインはコメント。「トップはマクラーレンとレッドブル・レーシングだと思うが、我々もそこにいると思う。メルセデスはマレーシアでグリッドの3番目だったことはわかっているが、彼らのレースペースは特別なものではなかった」「マレーシアで(ニコ)ロズベルグとレースをしているとき、彼が新品のインターに交換するためにピットに入ったのを見て、我々は苦戦するだろうと思った。しかし、彼のペースはそのあとも同じだった、もしくは我々のマシンよりも悪いというわけではなかった。メルセデスはそれを征服してくるだろうが、現時点で彼らのレースペースは脅威ではない」「そして、フェラーリはマレーシアで素晴らしい仕事をしたが、彼らが予選で10〜12番手だったのに対し、我々は3〜5番手であり、予選で彼らの1秒前にいるので、それは違いを生むだろう」「彼らは改善するのに長くはかからないだろうし、それを達成するためにあらゆる手を尽くすことだろう。だが、我々も同じようにこなしている」「楽しいバトルになるだろう。大規模チームであるレッドブル・レーシングとマクラーレンと開発レースをするということは、彼らに離されないためにあらゆる手を尽くさなければならなくなるだろう」ザウバーやフェラーリといったチームは、予選よりもレースペースの方が良さそうだが、アラン・パーメインは、ロータスはレースでも一発の速さにおいて十分に強いと考えている。「予選では、我々のマシンが良いことを示した。マレーシアで、キミはフロントロー、もしくはトップにいることさせできただろう」「レースペースではそれを見ていないので言うのは難しいが、良くないと考える理由はない。テストを通じてマシンはタイヤに優しかったし、生のペースがあるかは燃料を入れて走る必要がある」「通常のレースができるまで、それを確認はできないだろう。なので、両方のマシンが予選でトップ10に入り、ペナルティ、ギアボックス問題、最初の数コーナーでのクラッシュがなく、良いドライレースになることを望んでいる。中国ではそれができることを願っている」アラン・パーメインは、予選でスピードがなければ、ザウバーのような日曜日に並外れて良く見えるマシンを持つ頃は理想的ではないかもしれないと考えている。セルジオ・ペレスのマレーシアでの衝撃的な走りについて、アラン・パーメインは「トップにたどり着いて、上位でレースができるときは、トラックはクリアなわけだし、引きずられて自信は高まるものだ」と説明。「彼らがレースで速いマシンを持っているのは間違いないし、それは確かだ。だが、彼らは予選でそれほど良くはない。タイヤに優しいのかもしれない。彼らは予選で一周目にそれらを生かすことができないし、2周目までにはそれらの輝きはなくなってしまうので、きちんと働かすおkとができていない」「そのような特性はレースでは助けになるだろう。他よりも摩耗が少なく、温度も低いということだからね。だが、通常の状況では、予選で上位のときは、そのペースがあるということだし、彼らを引き離せる。彼らはミッドフィールドに捕まってしまうことになるだろう」「たとえザウバーがレース仕様で強いとしても、最終的に我々は今あるマシンを持っていたい」