ロータスのテクニカルディレクターを務めるジェームズ・アリソンは、最終テストに参加する準備はできており、2回目のテストを欠席したことは大きな影響はないと楽観的に捉えている。ロータスは、前回のバルセロナテスト初日にロマン・グロージャンがトラックに出た直後にE20-02シャシーに問題が発覚し、テストを切り上げることを決定した。
その後、ロータスは問題を解決させて最終テストに参加する準備を整えている。ジェームズ・アリソンは、4日間の走行時間を逃したことは理想的なことではないと認めるが、楽観的になれる理由はあると主張した。「もちろん、4日間のテストを逃したことは理想的ではない」とジェームズ・アリソンはコメント。「他チームと同じように、1年のこの段階では走行距離が必要だ。そうは言っても、楽観的なままでいる理由がある」「まず第一に、我々はヘレスで多くのトラブルフリーな周回を完了しており、マシンの十分な知識を得ている。また、ヘレスで特定したいくつかの小さな問題を解決する必要があったし、そのパーツを先週利用することはできなかった。木曜日にマシンは再設計された必要な全てのパーツを装着して走る。我々はトラックに戻るのを楽しみにしている」ジェームズ・アリソンは、問題を解決するためにマシンが1kg重くなったことを明らかにしたが、そのことがパフォーマンスに影響を与えることはないと確信している。「1kgだけだと話しているし、対処可能なことだ。ハンドリングやパフォーマンスに大きな影響はない」E20に発覚した問題について、ジェームズ・アリソンは次のように説明した。「バルセロナに完全に新しいシャシー E02-02を投入した。木曜日の午前中にインストレーションラップを完了し、そのあとロマンが最初の走行のためにピットを出て行った」「最初のアタックラップで、ターン1の直前でブレーキに触れてすぐ、彼は何かがおかしいと感じた。彼は無線で走行を中止してまっすぐピットに戻ると我々に伝えた」「フロントのウィッシュボーン上側のリアアームの取り付け部分に問題を抱えていることがすぐにわかった」ジェームス・アリソンは、シャシーが再びクラッシュテストを受ける必要はないと述べたが、非常に忙しい2日間だったと述べた。「激しい数日間だったが、全員がかなり頑張って彼らのタスクを完了させてくれた。ファクトリーに戻った初日、私はエンストンの従業員の全員と話をし、起こったことをはっきりと説明した。全員が状況は不運だったが、管理可能なことだと理解した」「我々は新しいパーツを設計・製造し、シャシーにそれらを取り付けた。そして、満足のいくカタチで必要なテストを完了し、スペインにシャシーを送った」ロータスは、今週のバルセロナではE20-01を使用し、E20-02はスペアとして用意される。