シトロエン・レーシングは、2011年世界ラリー選手権にむけてセバスチャン・ローブ、セバスチャン・オジェと新たに契約を結び、2人はシトロエンに残留することとなった。この契約が成立したことによって、セバスチャン・ローブが今シーズンいっぱいでの引退を考えているのではないかという憶測に終止符が打たれた。また、来年、オジェをフィエスタに乗せるというフォードの企ても失敗に終わったことになる。
2001年にシトロエン・レーシングに加入したセバスチャン・ローブは、1600ccのWRカー、DS3の初年度となる 2011年に向けて1年契約を結んだ。一方、オジェの新たな契約期間は3年間。シトロエン・レーシングのオリビエ・ケスネル代表は、以下のように語った。「シトロエン・レーシングにとって2倍うれしいことである。ラリー史上最高の結果を次々と得たことに満足せず、セバスチャン・ローブはさらなる勝利とタイトルを求めている。彼の経験、競技における知性、マシンの力を100%引き出す能力が、新しいマシンを導入する来年はいっそう重要になるだろう」「シトロエン・レーシングは、これまでかなりの間、セバスチャン・オジェと今後の準備をしてきた。だから、彼と次の3シーズンに向けた契約を結びたかった」と、加えてケスネル代表は語った。セバスチャン・ローブのチームメイト、ダニエル・ソルドに関しては、2011年の契約はまだ結ばれていないが、ケスネル代表はソルドと契約継続の意思を明らかにした。「彼は来年もわれわれのチームの一員である予定だが、フル参戦を発表するには、まず予算をまとめなければならない」と、ケスネル代表は話した。
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