F1は、フェッラーリ トレント(Ferrari Trento)と3年間の公式スパークリングワイン契約を締結。2021年のF1世界選手権からスパークリングワインを使用して表彰台を祝うことになった。2017年からF1の表彰台でスプレーされるシャンパンはカーボンファイバーボトルが特徴的なシャンパーニュ・カルボン(Champagne Carbon)が提供してきた。
F1は3月2日(火)、イタリアのフェッラーリトレントがF1世界選手権の公式スパークリングワインに選ばれたことを発表。同社のスパークリングワインは、各レースの後に表彰台で使用される。イタリアのワイン会社の製品は、F1のパドッククラブやその他のモータースポーツの公式会場で販売される。F1の表彰台でスパークリングワインが噴射されるのは久しくない。2015年限りでMUMM(マム)撤退した後、2016年にCHANDON(シャンドン)のスパークリングワインが使用されていた。また、フェッラーリ トレントの製品がF1グリッドで使用されるのはこれが初めてではない。同社はモータースポーツレースの頂点に戻り、レース後のお祝いに再び参加することに興奮していると語る。ルネッリ・グループのゼネラルマネージャーであるシモーネ・マセは「1981年、我々はモンツァグランプリの表彰台に立っていた。我々は素晴らしいチャンピオンと一緒に写った美しい写真を持っている」とコメント。「彼らはすでにフェッラーリを味わっているが、今では我々はパートナーであり、そこにいるのが待ちきれない」「F1の表彰式は伝統的にシャンパンを使用していた。だが、その歴史を通して独占的に使用されたわけではない」F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは、シャンパンの伝統を離れることに問題はないし、新しいセレブレーションを楽しみにしていると語った。「答えは非常に簡単だ。製品の品質、そして、会社のクオリティだ。これが我々の関係が発展した理由だ」とステファノ・ドメニカリはコメント。ただし、中東では飲酒が禁止されている。したがって、新しいスパークリングワインのお祝いは、F1がイモラに移動する第2戦で日の目を見ることになる。F1のシャンパンの歴史は1950年に遡る。フランスのシャンパーニュ地方でグランプリが開催された後、勝者にラージボトルがプレゼントされた。しかし、1966年のル・マンで偶然に振られたジョー・シフェールに瓶が不注意に観客にむけて噴射するまで“シャンパン・ファイト”の伝統は始まらなかった。