F1の最高経営責任者を務めるチェイス・キャリーは、F1は将来に新しい会場への拡大を目指しているため、現在のいくつかのグランプリが中止になる可能性が高いと述べ、またマイアミGPの問題について迅速に解決できると楽観視している。リバティ・メディアにオーナーシップが移行し、F1はベトナム、そして、オランダと新たな契約を締結。2017年にはマレーシア、2019年にはドイツがカレンダーから姿を消した。
2020年のF1世界選手権は、史上最多となる22戦のカレンダーが組まれ、また今後にむけて関係者とのいくつかの議論が進行している。「F1レースを開催する需要は本当にポジティブであり、本当に世界中で多くの場所が関心を寄せている」とチェイス・キャリーは電話会議で語った。「我々にはほぼ完全なカレンダーと長期契約がある。できることには限界があるが、機会はあると思う」「22戦は非常に充実したカレンダーですが、まだいくつか追加する余地があると思っている。我々は長期的なパートナーシップを望んでいるが、今年変更したように、レースを追加し、おそらく選択的にレースを落とすことになるだろう」「私たちが受け継いだレースに関して過去に触れた問題がいくつかあった。受け継がれた合意は明らかにあるべき価値を反映していなかった」F1は、2021年5月にハードロックスタジアムを拠点とするサーキットでマイアミGPを開催する原則的な合意をすでに発表している。レースに対する地元の反対は遅れを引き起こしたが、先週マイアミ・デイド郡長のカルロス・ギメネスは拒否権を使ってその反対を覆した。マイアミの状況についてチェイス・キャリーは「いくつかのステップが残っており、それらは非常に短期的なものだ。現実的に2021年にむけて短期的にそれを解決する必要がある。 2021年のレースなので、時間はある」「現実にはほとんどの合意されている。ビジネスの合意が成立しているのは確かだ。実際にはその周りの政治的な問題であり、彼らは積極的だ」「地元の政治に不利な条件を飲ませようとしているわけではない。それは私の権限を超えている。素晴らしいレースになると思う。マイアミにとっても、すべてのパートナーにとっても素晴らしいものになると思っている」「米国には我々がエキサイティングだと思う他のオプションもあるが、マイアミには期待している。今後数週間でどうなるかわかるだろう」