F1のオーナーであるリバティメディアがF1オランダGPの商標登録を申請していたことが明らかになり、F1オランダGPの復活にむけてまた一歩前進を果たした。オランダでは1985年にザントフォールトでグランプリが開催されて以降、F1カレンダーからは遠ざかっている。しかし、近年ではオランダ出身のマックス・フェルスタッペンが活躍。オランダだけでなく、世界中に新しい世代のF1ファンを集めている。
リバティメディアは1月30日にF1ライセンスBVを通じて“Formula 1 Dutch Grand Prix”に関連する商標登録を申請。F1オランダGPに関連するイベントやマーチャンダイズを含めた完全な権利を申請しており、開催に向けた下準備に入ったとみられる。当初、F1オランダGPの開催地にはザントフォールト・サーキットが候補地に挙げられていたが、先月、FIAはF1レーシングディレクターのチャーリー・ホワイティングをTTサーキット・アッセンに派遣。F1を開催するために必要なグレード1ライセンスを取得するためにはいくつかの調整とアップグレードが必要なだけだとの判断が下され、縁石、クラッシュバリアの変更、Tecproのセーフティバリアの導入、トラックレイアウトのいくつかの変更が指示された。リバティメディアはF1カレンダーを25戦まで拡大する計画を立てており、F1オランダGP復帰を模索していることを明らかにしている。その一方で、F1のコマーシャルディレクターを務めるショーン・ブラッチズは、アムステルダムとロッテルダムのストリートレースを希望しているとされている。昨年5月にはマックス・フェルスタッペンが、レッドブルの2012年マシンで非公式ではあるがザントフォールトのラップレコードを更新している。「F3時代に走っているのでザントフォールトが素晴らしいサーキットだということはわかっている」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「新しいターマックによって今はより多くのグリップがある。バンプもそれほど多くないし、走りやすくなっている。とてもポジティブだ」F1復活の可能性について質問されたマックス・フェルスタッペンは「もし僕に決めさせてくれるなら、すでに僕たちはここにいるだろう」とコメント。「もちろん、そうなればとても嬉しいけど、それには予算やインフラのような多くのことが関係してくれる。まとめるには多くのことをする必要がある」
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