F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、エンジンやギアボックスが壊れた場合のグリッドペナルティの変更についてFIAと話し合う予定だと述べた。F1イタリアGPでは、9名のドライバーが合計150グリッドの降格ペナルティを受けた。予選と同じ位置でスタートしたのはルイス・ハミルトンだけだった。
以前からペナルティシステムを気に入っていないと述べていたロス・ブラウンは、モンツァでの出来事は状況を変更するための新たな刺激を加えたと述べた。F1イタリアGP振り返り、ロス・ブラウンは「原則的に正しいとしても、その実施はファンにとって飲み込みがたいことであるのは間違いなので、厳密に検討する必要があるレギュレーションの側面だ」とコメント。「我々にはどのように変更するかについていくつかアイデアがあるし、状況をどのように改善できるかについてFIAと詳細に議論していく必要がある」モンツァで起こったことに不満を抱いているのはF1でロス・ブラウンだけではない。マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエも、状況を再考するよう促しており、金銭的なペナルティが良い解決策になると考えている。ペナルティシステムについての見解を尋ねられたエリック・ブーリエは「ロスに同意する」と Autosport にコメント。「ロスは今週序盤にそれを取り除きたいと言っていた。正直、我々はそうすべきだ」「クルマの何かが壊れたり、ギアボックスが壊れたときに、すでにペナルティを受けているし、グリッドを決めるのはペナルティではなく、ペースを基にするべきだと思う」「年間4~3基のエンジンがある場合、エンジンが壊れれば、自分自身を傷つける。もし10基のエンジンを壊した場合、競技面ではなく、財政面のペナルティになるシステムがあるかもしれない」
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