リバティ・メディアによるF1買収計画が、英国競争・市場庁(CMA)の調査を受ける可能性がある。リバティ・メディアは9月、F1の過半数株主であるCVCキャピタル・パートナーズ率いるコンソーシアムから株式を買収することで最大株主になることに同意した。リバティ社は、F1の親会社デルタ・トプコの株式を100%取得する予定だが、すでに18.7%の株式を取得している。
この契約を発表する際、リバティ社は、株式取得完了には“様々な国における独占禁止法関連当局による特定の許可および承認”を含む特定の条件に従うと述べた。7日(月)、CMAはこの契約が英国の独占禁止法に違反するかどうかを“検討”し、この契約の関係当事者に11月21日までに情報を提供するよう求めたと述べた。「CMAは、この取引が2002年企業法の合併条項における合併状況を生み出すことになるのかどうか、そして、もしそうであれば、この状況の創出がもたらす、あるいは、もたらすと予想される結果が、製品やサービスについて英国の市場の競争を大幅に減少させるかどうかを検討している」CMAは、来年1月5日に調査を進めるかどうかの判断を下す予定である。