リアム・ローソンは、2026年F1第9戦イギリスGPスプリントでアイザック・ハジャーとの防御を巡って審議対象となったものの、スチュワードは警告にとどめ、ペナルティは科さなかった。この裁定について元F1ドライバーのマーティン・ブランドルは「妥当な判断だった」と支持した一方で、両者がレッドブル陣営のドライバーである点にも言及した。
スチュワードはローソンの動きについて「ブレーキング開始後に大きく進路変更したケースではない」と判断し、ハジャーに十分なスペースを残していたことを評価した。ただし「コーナー進入時のディフェンスとしては許容範囲をわずかに超えていた」とも指摘し、正式な警告を与えている。ブランドル「警告という裁定は妥当」スプリント16周目、ストウ・コーナーでローソンは8位を守るためハジャーを抑え込み、激しい攻防を展開した。接触こそ避けられたものの、そのディフェンスはレース後に審議対象となった。この裁定について、Sky Sports F1で解説を務めたマーティン・ブランドルは、実況中には即座にペナルティとは判断しなかったと明かした。「実況中もペナルティだとは言わなかった。もう一度映像を見る必要があると思った。2台はバッテリー展開量も違っていたからね」「彼はイン側にスペースを残していたし、レーシングラインを走っていた。ぎりぎりではあったが、マシン1台分の幅は残していた」ブランドルは最終的に、警告処分という判断は妥当だったとの見方を示した。「彼は隙間を狭めようとしていた。際どい動きではあったが、スチュワードの報告書を読む限り、あの判断は適切だったと思う」ハジャー本人も「ペナルティには値しない」と証言ブランドルが興味深い点として挙げたのは、当事者であるハジャー自身がローソンへの処分は不要との見解を示していたことだ。「報告書を読むと、当事者であるハジャー自身が『ペナルティに値するとは思わない』と言っていた。もちろん、2人ともレッドブルのチームで走っていることは忘れてはいけないけどね……」ブランドルは冗談交じりに両者がレッドブル・レーシングとレーシングブルズという同じレッドブルグループに所属している点へ触れつつも、それでも裁定自体は適切だったと評価した。実際にハジャーはスチュワードに対し、ローソンの動きは「鋭いものだった」が、「十分なスペースは残されており、接触も避けられた」と証言。また、両車のバッテリー残量やエネルギー展開量が異なっていたため、接近速度を正確に判断することが難しかったとも説明している。スチュワードもこの点を裁定理由に盛り込み、エネルギー展開の違いがローソンの状況判断を難しくしたことを考慮したと説明した。コンストラクターズ争いでも重要な1ポイント今回の攻防は、単なるチームメイト同士のバトルではなかった。ローソンが守り切った8位はスプリント最後の入賞圏であり、レーシングブルズにとって貴重な1ポイントとなった。ランキングではレーシングブルズが45ポイントで6位につけ、57ポイントのアルピーヌを追う状況にあるだけに、この1ポイントの価値は決して小さくない。今回の裁定では、スチュワードはディフェンスが「許容範囲ぎりぎり」と認めながらも、進路変更のタイミングや十分なスペースが残されていたこと、さらにハジャー本人の証言やエネルギー展開の違いを総合的に考慮し、警告処分が最も適切との結論に至った。Yikes A heart-in-the-mouth moment for Hadjar #F1Sprint #BritishGP pic.twitter.com/Dbo37Yox5s— Formula 1 (@F1) July 4, 2026 【関連】・リアム・ローソン F1イギリスGPスプリントで処分回避 ハジャーが擁護
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