リアム・ローソンは、今季わずか2戦でレッドブルF1から降格されたにもかかわらず、「自信」や「自由な走り」を失ったことは一度もないと主張している。ニュージーランド出身のローソンは、セルジオ・ペレスの後任として起用されたが、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしての任務は開始早々から困難を極めた。
日本GPを前にレーシングブルズへ降格となり、その一方で角田裕毅が本家レッドブルF1に昇格。それ以降、ローソンは姉妹チームで目立った活躍を見せるには至っていない。ファエンツァ拠点のチームへの再適応は容易ではなく、マイアミGPではジャック・ドゥーハンとの接触によりリタイアを喫した。それでも、チームやマシンに対して前向きな姿勢を崩していない。「まあ、けっこう満足してるよ」とローソンはメディアに語った。「毎週末、少しずつ快適さが増してきているし、これまでに走ったことのあるサーキットに戻ってくるのも助けになってる」「マイアミは難しい週末だったけど、正直なところマシンの中ではかなり快適だったと思う。スピードもあったし、ポテンシャルもあった。ただ、F1にはたくさんの変数がある」「週末を通してすべてをまとめあげることが、最近はなかなか難しい。でも今週末はチームのホームレースでもあるし、できる限りのことをやっていくよ」今シーズン、ローソンはいまだ1ポイントも獲得できておらず、Q3進出やポイント圏内を何度も脅かしているチームメイトのアイザック・ハジャーに後れを取っている。それでも、「以前のような自信や自由な感覚を取り戻せているか」と問われると、次のように答えた。「そうだね、正直言って、そもそもそれを失ったことはないよ」「今シーズンは確かに厳しい年で、本当に苦しい週末もあったけど、自分としては常にマシンを快適に感じていた」「もちろん今もまだ学んでいる段階だけど、その点はずっと変わっていない。今週末に関しては、過去にここでテストしたこともあるから幸運だね。このコースはかなりハードで、昔ながらの非常にテクニカルなサーキットなんだ。僕たちドライバーにとっては、そういう挑戦が楽しみなんだよ」