リアム・ローソンは、来年レッドブル・レーシングでマックス・フェルスタッペンとペアを組む「準備はできている」と語った。ジュニアチームのRBでローソンと角田裕毅が組んでいる現状は、苦戦中のセルジオ・ペレスが占めるレースシートをめぐる明らかな激戦だと見る者もいる。
マックス・フェルスタッペンの父ヨス氏も、リアム・ローソンの立候補を公に支持している。「ローソンは非常にうまくやっていると思う」とヨス・フェルスタッペンはViaplayに語った。「彼がステップアップする準備ができているのは当然のことだ」「彼にシーズンを終えさせて自信をつけさせよう。その後、チームは来年何をしたいかを決めなければならない。しかし、私はそれに反対ではない」とフェルスタッペンは、ローソンがマックスとペアになるという考えに言及して付け加えた。「競争心があり、マックスを少し前に押し出せる人が運転する方が良い。それが常に助けになる」34歳のセルジオ・ペレスはシーズン終了前に解任される可能性もあると考える者もいるが、レッドブルF1のアドバイザーのヘルムート・マルコはそれを否定している。「アブダビでの最終レースまでは何も起こらないだろう」とマルコはAuto Bildに語った。「ペレスは戦い続けて、シーズン最後の3レースでコースに戻りたいと考えている」「アブダビ後に状況が再度評価されるだろう」しかし、セルジオ・ペレスとの契約はいくつかの理由から大きな障害となっている。例えば、2025年に向けたレッドブルの多数の新しいスポンサーがメキシコ人ドライバーと契約上結びついていると言われている。また、クリスチャン・ホーナーは、2025年まで有効なペレスの新契約から解除条項を削除することに同意したとみられる。F1-insider.comは、ペレスの契約を買い取ると、チームはスポンサー料として数百万ドルを失うだけでなく、ドライバー解放料として2000万ドルも支払うことになるだろうと考えている。それでも、レッドブルF1のチーム代表のホーナーはフランコ・コラピントに興味を示しているが、チームはそうなるとペレスに2000万ドルを支払うだけでなく、アルゼンチンの新人を解放するためにウィリアムズにもさらに2000万ドルを支払うことになる。また、セルジオ・ペレスは2025年もレッドブルのドライバーであり続けることに非常に自信を持っているようだ。彼は今シーズンの初めに2025年の新契約に署名する前に非常に慎重に考えたと語った。「チームを変えるチャンスは一度か二度あった」と彼はGQに語った。「チャンスがあったとき、『レッドブルで挑戦できることが本当に好きだ』と思ったんだ」「これは基本的に何にでも備えるための挑戦だ」しかし、22歳のリアム・ローソンは、もしパズルのピースがすべて揃って、来年セルジオ・ペレスの後任に就くことになったら、「準備はできていると思う」と主張する。「ここ数戦のパフォーマンスで示そうとしてきたのはそれだ」とローソンはNew Zealander Heraldに語った。「だが、その決定はチーム、クリスチャンとヘルムートから出たものだ」「その準備はできていると感じているけど、レッドブルが注目しているかどうかに関係なく、とにかくこのスポーツに留まるためにパフォーマンスすることに集中している」