リアム・ローソンは、鈴鹿サーキットで開催されたスーパーフォーミュラの決勝が中断され、スタートポジションが大きく影響した後、予選での赤旗のタイミングを嘆いた。レースは130Rで大津弘樹と笹原右京がクラッシュにより、わずか3周で結果が確定。レッドブルF1ジュニアドライバーであるローソンは土曜日のシーズン最後から2番目のラウンドで6位にランクされた。
ローソンにとっては難しい予選セッションとなり、タイトル争いのライバルである宮田莉朋と野尻智紀がフロントロウを獲得するなか、7番手タイムにとどまった。ローソンは、予選で佐藤蓮がデグナーカーブで転倒し、赤旗が提示されたときに自分が走行していたラップでは、2番グリッドを獲得できていたという。結局、セッションは再開されたものの、ローソンは8月のもてぎでのクラッシュの名残で、ライバルたちのようにフレッシュタイヤを装着することができず、野尻のポールタイムからコンマ6秒及ばなかった。 「予選は悔しかった。ラップの95%を走り終えたところで赤旗が出て、他の人はスペアタイヤを持っていたが、私はスペアタイヤを持っていなかったので、同じセットのタイヤを再使用しなければならなかった」「それでポジションを落としてしまった。赤旗が出る前の予選ラップはとても良かっただけに、正直言って残念だ」もしこのラップを走りきっていれば予選順位はどうなっていたかと尋ねられたローソンは、マシンのダッシュボードを見ると、トラックのそのポイントまで野尻と同じタイムを出していることが示されていたと述べた。「シケインの手前でトモキと0.0秒差だった。シケインが悪くてコンマ1秒遅れても2番手だ」とローソンは語った。「もちろん、何が起こってもおかしくなかったし、ロックして真っ直ぐに進むかもしれなかった。でもラップは本当に良かった。」「クルマはその新しいタイヤにとって本当に良かったし、ほぼ同じようなラップタイムを記録できた。トモキと他の選手との差を考えると、バトルとまではいかなくても、彼ら(野尻と宮田)の間に入ることができたはずだ」「残念なことに、今日は起こりうることすべてが起こってしまった。ローソンはスタートで平川亮をパスして6番手に上がり、ターン1で坪井翔をパスしたところで5周目にレースが中断された。しかし、3周目終了時点に順位がリセットされ、ローソンは正式に坪井に次ぐ6位となり、上位10名に与えられるポイントは半分のみとなった。「最大の問題は、今日はポジションを争うチャンスがなかったことだ。クルマは本当に速かった」とローソンは語る。「まず、(大津と笹原が)問題なかったことが一番重要だ。でも、それはさておき、レースがフルディスタンスで行われていたら前に出られただろうし、それは明らかに我々のレースに大きなダメージを与えた」 「(フルレースでは)少なくとも表彰台争いはできていたと思う」予選ですでに遅れをとったローソンは、ランキング3位でトムスの宮田莉朋に15ポイント差、2位の野尻に8.5ポイント差をつけられている。ローソンは、今シーズンのタイトル争いの行方は自分の手から離れていることを認めた。チャンピオンになるためには、日曜日の鈴鹿で上位2台に不運が重なる必要があるからだ。「とても厳しい戦いになるだろう。彼らが完走しない必要がある。もちろん、レースに勝つつもりだし、できる限り速く走るつもりだけど、彼らには本当にひどいレースをしてもらわう必要があるだろう」
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