リアム・ローソンは、今週初めにダニエル・リカルドからFaceTimeの通話でスクーデリア・アルファタウリのドライバーとしてF1カタールGPに出場することを知らされたと明かした。8月にザントフォールトで行われたFP3のクラッシュで左手の中手骨を骨折したリカルドの代役として、ローソンは過去4戦のグランプリに参戦している。
ローソンは、これまで4回の代役出場で印象的な走りを見せ、シンガポールGPではアルファタウリの今季最高成績となる9位入賞を果たしている。しかし、ローソンは日本の週末以降にAT04を運転するかどうかは定かではなく、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは以前、リカルドの復帰地点としてカタールGPを正確に指摘していた。今週シミュレーターセッションを実施する予定だったが、リカルドは復帰を延期し、ローソンは今週末アルファタウリで角田裕毅と再びパートナーを組むことになった。ローソンは、リカルドが月曜日に「ランダムな」FaceTime通話で彼を驚かせたとき、リカルド自身の好意でこのニュースを知ったと述べた。「月曜日にランチを食べていたら、ランダムな番号から電話がかかってきた。そして、それはFaceTimeだった」とローソンは明かした。「ランダムにFaceTimeをする人なんていないから、本当に混乱した。出てみると、ダニエルの顔だった」「そして、彼は基本的に、僕にもう1回週末を過ごさせてくれると思っていると言ったんだ。そうだね、戻ってこられて嬉しいのはもちろん、今週末、違うサーキットでクルマに乗れるのは嬉しいし、とても興奮している」ローソンは、今週末の出場を求められる事態にすでに備えていたことを認めているが、リカルドは2週間後のオースティンに向けてマシンに戻ってくると予想している。「正直なところ、日本GPの後、ドライブする可能性が高くなっていたので、いつも通り準備を続けていた」とローソンは説明した。「自分が運転することは想定していなかったけど、通常の状況と同じように準備した。ちょっと違う。僕はフルタイムでここにいたいけど、この状況を最大限に生かそうとしている」「リカルドのターゲットは間違いなくオースティンだと思う。その可能性が高いと思う」「もちろん、確実なことは言えないけれど、1週間以上時間があるから、その間に準備を整えることができる。だから、おそらくオースティンだろうね」