2018年のル・マン24時間レースは23時間が経過。中嶋一貴が駆るトヨタ8号車がトップ、小林可夢偉が駆るトヨタ7号車が2位と日本人ドライバーの1-2体制で悲願のル・マン初制覇にむけた最後の1時間に突入した。LMP2クラスは、No.26 Gドライブ・レーシング /オレカ07・ギブソン(総合5位)、GTE ProクラスはNo.92 ポルシェGTチーム / ポルシェ911 RSR(総合18位)、GTE AmクラスはNo.77 デンプシー・プロトン・レーシング / ポルシェ911 RSR(総合29位)がクラス首位を走行している。
<23時間経過>いよいよゴールまで時間を切ったル・マン24時間レース。この1時間はトヨタに小さなトラブルが発生するヒヤヒヤする時間帯となった。2番手を走行していた小林可夢偉のトヨタ7号車が突如スローダウン。原因はコミュニケーションの問題か、ピットインのタイミングが1周逃してしまい、燃料に懸念があったためセーフティモードで走行。幸い、問題はなく翌周にピットインして走行を続けているが、一時トップとの差は2周に広がった。また、トップを走行している中嶋一貴のトヨタ8号車は、ピットストップ時にロリポップが早めにゴーサインを出してジャッキが下りる前に中嶋一貴がスイッチを押したことでフロントホイールが回転。ルールではジャッキが下りる前にホイールを空転させることは許されていない。事態が発生してから1時間が経過しているが、まだペナルティを受ける可能性も残されている。2018年 ル・マン24時間 23時間経過 速報LMP1C/PNoドライバーチーム/車種GAP18中嶋一貴セバスチャン・ブエミフェルナンド・アロンソTOYOTA GAZOO Racing/トヨタ TS050 HYBRID370LAPS27小林可夢偉マイク・コンウェイホセ・マリア・ロペスTOYOTA GAZOO Racing/トヨタ TS050 HYBRID+1LAP(369LAPS)33マティアス・ベシェトーマス・ローレングスタボ・メネゼスレベリオン・レーシング/レベリオンR13・ギブソン+12LAPS(358LAPS)LMP2126ロマン・ルシノフアンドレア・ピッツィトーラジャン・エリック・ベルニュGドライブ・レーシング /オレカ07・ギブソン352LAPS236ニコラス・ラピエールアンドレ・ネグラオピエール・ティリエシグナテック・アルピーヌ・マットムート /アルピーヌA470・ギブソン +3LAPS(349LAPS)339V.キャピレーJ.ヒルシT.ゴメンディA.クーニュグラフ-SO24オレカ07・ギブソン /オレカ07・ギブソン+2:46.637(349LAPS)GTE Pro192ケヴィン・エストルミカエル・クリステンセンローレンス・ヴァンスーポルシェGTチーム /ポルシェ911 RSR 328LAPS291ジャンマリア・ブルーニ/リヒャルト・リーツフレデリック・マコヴィッキポルシェGTチーム /ポルシェ911 RSR +1LAP(327LAPS)368ジョーイ・ハンドディルク・ミューラーセバスチャン・ブルデーフォード・チップ・ガナッシ・チームUSA /フォードGT +17.699(329LAPS)GTE Am177クリスティアン・リードマット・キャンベルジュリアン・アンロエアデンプシー・プロトン・レーシング /ポルシェ911 RSR 320LAPS254トーマス・フローアフランチェスコ・カステラッチジャンカルロ・.フィジケラスピリット・オブ・レース /フェラーリ488 GTE +1LAP(319LAPS)385ベン・キーティングイェルーン・ブリークモレンルカ・.ストルツキーティング・モータースポーツ /フェラーリ488 GTE +2LAPS(318LAPS)<23時間経過>いよいよゴールまで時間を切ったル・マン24時間レース。この1時間はトヨタに小さなトラブルが発生するヒヤヒヤする時間帯となった。2番手を走行していた小林可夢偉のトヨタ7号車が突如スローダウン。原因はコミュニケーションの問題か、ピットインのタイミングが1周逃してしまい、燃料に懸念があったためセーフティモードで走行。幸い、問題はなく翌周にピットインして走行を続けているが、一時トップとの差は2周に広がった。また、トップを走行している中嶋一貴のトヨタ8号車は、ピットストップ時にロリポップが早めにゴーサインを出してジャッキが下りる前に中嶋一貴がスイッチを押したことでフロントホイールが回転。ルールではジャッキが下りる前にホイールを空転させることは許されていない。事態が発生してから1時間が経過しているが、まだペナルティを受ける可能性も残されている。<22時間経過>ル・マン24時間レースもいよいよ大詰め。トップのトヨタ8号車はフェルナンド・アロンソから中嶋一貴、2位の7号車はホセ・マリア・ロペスから小林可夢偉にドライバーチェンジ。その差はおよそ1周。残り2時間、トヨタ悲願のル・マン24時間レース制覇にむけて日本人ドライバーが襷を受け取った。<21時間経過>長かったル・マン24時間レースも残すところ3時間となった。TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、ここまで何度か順位を入れ替えながらも、一度も1-2の順位を譲ることなく、残り3時間までたどり着き、正念場のラスト3時間に挑む。朝を迎えてからのル・マンでは、蓄積した疲労のためか、夜を乗り越えてきた車両のクラッシュやコース修復によるセーフティカー導入があった。TOYOTA GAZOO Racingの2台はここまで概ね順調に走行を続け、フェルナンド・アロンソの駆る8号車がトップを走行、7号車のホセ・マリア・ロペスが1分40秒ほどの差の2位で追っている。ここまでの21時間を支配し、盤石のレースを戦ってきたTOYOTA GAZOO Racingだが、過去の経験で、誰よりもル・マンのチェッカーを受けることの厳しさを知っている。それだけに、この残る3時間も一瞬も気を抜くことなく、確実にチェッカーを受けるべく最終盤の最大の難関に挑む。 <20時間経過>ポール・ディ・レスタ(No.22 リジェ/JSP217・ギブソン)がポルシェカーブで大クラッシュを喫してセーフティカーが導入。マシンは大きなダメージを負ったが、ディ・レスタは自力でクルマを降りた。それによりLMP1クラス以外のカテゴリーでは2位以下に順の変動が見られた。<19時間経過>ル・マン24時間レースも、鬼門とされる夜の戦いを終え、朝を迎えた。空には雲が立ちこめ、かなり肌寒いコンディションの朝だが、夜を徹して走り続けてきたレースカーは、長い戦いの証とも言うべき汚れを身にまといながら、疲労がピークに達するこの時間帯をメカニック、エンジニア、ドライバーが一丸となって戦い続けている。TOYOTA GAZOO RacingのTS050 8号車は、深夜フェルナンド・アロンソの猛烈な追い上げで約2分15秒あった7号車との差を約40秒まで縮めると、引き継いだ中嶋一貴が夜明け頃に7号車の小林可夢偉をパスし、首位に浮上した。8号車はその後、中嶋からセバスチャン・ブエミに交代すると約40秒の差を広げトップを快走。その間、2台揃って...
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