ランド・ノリスは、2026年F1ベルギーGP決勝で13番グリッドから7位まで追い上げたものの、ピットストップのミスと戦略判断が表彰台争いを逃す要因になったと振り返った。ノリスは、マクラーレンのレースペースは「表彰台を争うには十分すぎるほど良かった」と評価する一方、ベルギーGPで投入した新パーツはなく、本格的なアップグレードは次戦ハンガリーGPからになると明かした。
「表彰台を争えるだけの速さはあった」パワーユニット交換による10グリッド降格で13番手スタートとなったノリスは、序盤から着実にポジションを回復。しかし、マクラーレンは終盤のセーフティカーを見越してピットストップを遅らせる戦略を選択したものの、そのセーフティカーは最後まで出動しなかった。さらにノリスのピットストップは7.8秒を要し、大きくタイムを失った。「正直、今日はもっといい結果になっていたはずだ」とノリスは語った。「ペースは表彰台争いをするには十分すぎるほど良かった。でもピットストップがひどかったし、バーチャルセーフティカーのタイミングにも恵まれなかった」「VSC中に止まるべきだった」ノリスは、戦略面でも改善の余地があったと考えている。「たぶんVSC中にピットインするべきだった」「ミディアムタイヤではかなり長いスティントになっただろうけど、それでも5周長く走るより、VSC中にピットインしたほうが失う時間は少なかったと思う」「今日は本当に難しいレースになった。でもレースペースはすごく良かった。それは数少ないポジティブな点だった」「まだメルセデスとは差がある」ベルギーGPでは好調なペースを見せたマクラーレンだったが、ノリスはそれを過大評価すべきではないと語る。「サーキットが変わるから、あまり期待し過ぎるべきじゃない」「メルセデスとはまだ大きな差がある。昨日の予選でも約0.5秒遅れていた」ベルギーでの好走は、コース特性による部分も大きいと分析している。また、ベルギーGPではマシンにアップグレードを投入していなかったことも明かした。「マシンには何も変更を加えていない」「次の週末が、ようやく本格的なアップグレードを投入する最初のレースになる。期待しているし、それがしっかり機能するか見てみよう」ステラ代表「表彰台を争えるマシンだった」マクラーレン代表のアンドレア・ステラも、結果以上にマシンの競争力は高かったと評価した。「ランドが3番グリッドからスタートしていれば、表彰台争いをしていただろう」「13番手からでも非常に力強いレースだった。しかし、バーチャルセーフティカーのタイミングと技術的な問題によるピットストップのロスが重なり、7位以上は難しかった」「それでも今日は表彰台を狙えるだけのマシンだった。それは非常に励みになる」ステラは、次戦ハンガリーGPでコーナリング性能を改善するアップグレードを投入する予定だと説明した。「ハンガリーでアップグレードを投入する予定だ」「その後のレースでもさらに開発を進める必要がある」「目標は明確だ。ハンガリーだけですべて解決するわけではないが、シーズン後半には勝利争いができる状態にしたい」ベルギーGPは7位という結果に終わったノリスだが、チーム全体としては今季最高クラスのレースペースを確認できた週末となった。ハンガリーGPで導入されるアップグレードが、その速さを安定して引き出し、勝利争いへとつなげられるか注目される。
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