ランド・ノリス(マクラーレン)は、2026年F1マイアミGPのスプリント予選で1分27秒869を記録し、土曜のスプリントをポールポジションからスタートする。現チャンピオンのノリスは、選手権首位のキミ・アントネッリを0.2秒以上上回り、2026年シーズンで初めてメルセデス以外が予選形式のセッションでトップに立った。マクラーレンはマイアミにMCL40のアップグレードを投入しており、ノリスはSQ2で「ひどかった」と振り返る走りから一転、SQ3で完璧に近い一撃を決めた。
ノリスにとってマイアミは2024年にF1初優勝を挙げた場所でもあり、チームとしても過去2年にわたって好結果を残してきた相性のいい舞台だ。ノリス「チームへのいい報酬になった」「素晴らしかった。僕たちにとって完璧な結果だった」とノリスはマシンを降りた後に語った。「チームへのいい報酬になった。マシンにはたくさんの新しいアップグレードが入っているから、また少しグリップを感じられるのはうれしいし、そのために多くの作業をしてくれたチームの男性たち、女性たちに報いることができてよかった」「僕はずっとマイアミが好きだった。コース上でも、コース外でもね。僕たちにとっていい結果だ。もちろん、まだ週末の始まりにすぎないし、先は長い。でも、こういう形でスタートできたのはうれしい」アップグレードの効果を実感「見積もりは正しかった」ノリスは、マイアミ・インターナショナル・オートドロームが以前からマクラーレンに合っていたことを認めつつ、今回持ち込まれたアップグレードが期待どおりの効果を発揮したと説明した。「このトラックがいつも僕たちに合っていることは分かっていた。でも、僕たちが持ち込んだものがいいステップになることも分かっていたし、実際にそうなった」「僕たちの見積もりが正しかったと証明されたのはうれしい。チームはそれに値する。彼らはこうしたすべてのものに多くの作業を注いできた。でも、今日の最初のラップから快適に感じていた。リアのグリップが少しあり、いい感触だった」「ここではいつもいい感触があるし、それを実行できるのはいつだっていいことだ。週末をポールで始められるのはいい」SQ2の不振から一転「1周か2周か迷っていた」金曜のマイアミは路面温度が50度を超えるコンディションとなり、タイヤ温度の管理も難しい状況だった。ノリスはSQ2で苦戦したため、最終アタックを1周にするか2周にするか迷っていたという。「かなり大変だった」「僕のQ2はかなりひどかった。1秒くらい遅かったから、最後のランに向けて自信が湧くようなものではなかったし、1周にするのか2周にするのか迷っていた」「ウィル(ジョセフ)が僕を後押しして、『1周で行く』と言った。そしてそれがうまくいった。チーム全体のいい仕事だった。僕たちはすぐにすべてをいいウインドウに入れることができたから、彼らをとても誇りに思っている」「でもラップはよかった。ターン16からバックストレートにかけてを除けばよかった。完全に外してしまった」「風もあって難しいコンディションだった。風は大きな影響を与えることがある。ただうれしい。ここに戻ってこられてうれしい。少し時間が空いていたからね。僕にとって週末を始める完璧な形だ」ピアストリ「今日の結果は偶然ではない」チームメイトのオスカー・ピアストリは、ノリスとアントネッリに続く3番手を獲得した。ピアストリは、マクラーレンの速さが本物であり、マイアミの暖かいコンディションも助けになっていると見ている。「ポテンシャルはあると思う。そうだね」「今日の結果は偶然ではない」「様子を見る必要はある。メルセデスはまだとても強いと思っている。でも、今週末ここまでのところでは、彼らはそれほど支配的には見えていない。それが明日も続くかどうかを見てみよう」マクラーレンにとって、今回のスプリントポールは単なる一発の結果ではなく、アップグレードの方向性を示す重要な材料となった。メルセデスが2026年シーズン序盤の予選で維持してきた優位を初めて崩したことで、マイアミの週末はタイトル争いと勢力図の両面で注目度を高めることになった。