ランド・ノリス(マクラーレン)は、2026年F1日本GPを前に、マクラーレンがメルセデスを追い上げるために全力で開発を進めており、今季マシンには「大きなポテンシャル」があると語った。マクラーレンは新シーズンの立ち上がりで苦しい展開を強いられている。オスカー・ピアストリはオーストラリアでグリッドに向かう途中にクラッシュし、中国ではメルセデス製パワーユニットに関連する別々のトラブルにより、2台とも決勝をスタートできなかった。
それでもチームはコンストラクターズ選手権で3番手につけており、ノリスは現在の戦闘力を今後の巻き返しにつなげられる基盤だと捉えている。ノリスはマクラーレンの伸びしろを強調「このクルマには大きなポテンシャルがある」とノリスは語った。「確かに僕たちは望んでいた位置にはいない。でも、おそらく本当の問いは、去年タイトルを勝ち取った今の状況がいいのか、それとも去年タイトルを獲れずに今もう少し良いクルマを持っていた方がいいのか、ということだと思う。そして、僕の答えが何かは分かるはずだ。すべてを手に入れることはできない」「チームとして、僕たちは間違いなく自分たちが望む場所、目指す場所にはいない。でもチームの中では、自分たちに何ができるのかをみんな分かっている。今こそ、フェラーリや非常に好調なメルセデスを相手に、チームとして何ができるのかを証明する絶好のタイミングだ。ファクトリーにいるみんなが本当に一生懸命に働いているし、いい進展も出ている」「いくつかのことを改善するには時間がかかるし、僕たちは別に悪いわけではない。現時点でもまだ3番手のチームではある。ただ、3番手より1番手の方がずっといいのは確かだ。だから時間が経てば分かることだし、いくつか進めているものもある。さっき言ったように、みんなが懸命に働いている。だから僕たちは再び頂点に戻ることに野心を持っている」タイトル争い逆転への自信は失っていないコンストラクターズ選手権を連覇しているチームの一員として、ノリスは今季も開発でメルセデスを逆転し、再びタイトル争いに加われると信じている。「2024年にメルセデスやレッドブル、フェラーリに対して何ポイント差があったのか正確には覚えていないけど、たしか150ポイント以上離されていたと思う。それでも僕たちは巻き返してコンストラクターズを勝ち取った。今どれだけ離されているのかは分からないし、すでにかなり差はある。でも、今は必ずしもそこを考えているわけではない」「僕たちがまず考えているのは、最初に表彰台に戻ること、そして再びレースで勝てるようになることだ。ポイントはその結果としてついてくるし、どこまで取り返せるかを見ていくことになる」「僕たちはチームとして自信を持っているし、自分たちを信じている。ここ2年でタイトルを勝ち取ってきたし、去年は最強のクルマを作れたからドライバーズも獲れた。今年もまたグリッドで最高のクルマを作れると僕は確信している。ただ、それには時間が必要だ。我慢しなければならない。でも、僕はチームを強く信じているし、今年も最高のクルマを持てると思っている」中国でのダブルDNSは原因を特定上海でのダブルDNSは、同じメルセデス供給部品に起きた2種類の異なる問題によるものだった。ノリスは、レース間の短い期間の中で原因は特定できたと明かした。「HPPと一緒に取り組む中で、状況を把握するまで少し時間はかかった。でも、もちろんチームとしては大きな痛手だった。2台ともレースをスタートできないなんて、チームとして決していい見え方ではなかった」「もっとつらかったのは、それが僕たちのコントロール外だったという事実だ。でもHPPとともに、どうして起きたのか、なぜ起きたのかを理解するために懸命に取り組んできたし、もちろん二度と起きないようにできる限りのことをする。でも、こういうことも経験して学んでいくものだ」「僕たち全員にとって厳しいものだった。あんな週末を望む者はいないし、特に日曜日をああいう形で始めたい者はいない。だから本当に痛かった。でも同時に、学んで、一歩引いて、そして今週末に向けて前に進むにはいいタイミングでもあると思う」マクラーレンにとって開幕2戦は、結果だけを見れば大きくつまずいた形になった。ただ、ノリスの発言からは、戦闘力そのものには一定の手応えがあり、問題を切り分けながら巻き返しを狙っていることがうかがえる。鈴鹿でまず求められるのは、表彰台争いに戻るための確かな一歩になる。