ランド・ノリス(マクラーレン)は、2025年F1ラスベガスGPのフリー走行2回目で最速となり、「ポールポジションを争うつもりだ」と週末への期待を語った。2度の赤旗によって走行時間が削られる中でも1分33秒602を記録し、昨年苦戦したサーキットで手応えをつかんだ様子だ。マクラーレンは2024年のラスベガスでセットアップに苦しんだが、ノリスは今年のMCL39に「昨年より良いフィーリングがある」と強調。FP1では6番手に留まったものの、FP2では路面コンディションの難しさを克服しトップタイムを積み上げた。
「昨年よりも良いフィーリングがある」ノリスは初日を振り返り、マシンへの手応えを次のように語った。「ここはいつも難しいけど、昨年と比べてクルマのフィーリングは良いと感じている。それは今日の1周目からすでに分かった。良い感触があったし、もちろん終盤は赤旗で走れなかったけれど、ペース自体はしっかりある」2度の赤旗で高燃料ランはほとんど行えなかったが、低燃料でのパフォーマンスは十分に示された形となった。ライバル勢との接戦を警戒その一方で、ノリスはライバルとの差が極めて小さいと指摘する。「かなり多くのマシンが接戦状態だし、そもそも多くのドライバーがラップをまとめられていない。FP1からFP2にかけて前進できたし、FP2からFP3でもさらに進めると良いね」「ポールを争うつもりだ」今後の週末について問われたノリスは、明確に目標を口にした。「つまり、僕たちはポールポジションを争うつもりだ」ノリスは現在、チームメイトのオスカー・ピアストリに24ポイント差をつけて選手権をリード。レッドブルのマックス・フェルスタッペンもなおタイトル圏内にいるものの、ノリスからは49ポイント離れている。