ランド・ノリスは、ラスベガスGPで大クラッシュを喫したが、身体的には「決して悪くなかった」と主張した。ノリスはレース序盤のターン12でバリアに接触し、早々にイベントを終えることになった。マクラーレンのドライバーは事故後、チーム無線で苦悶の表情を浮かべ、トラック内の医療施設に運ばれた後、近くの病院に搬送された。
すべての検査は予防的なもので、ノリスはすぐに退院した。ラスベガスでのリタイアはノリスにとって今季初となり、それまでの6レースで5回の表彰台を獲得してきた好調ぶりが損なわれた。ノリスは今週末の最終戦アブダビGPで再びマシンに乗り込み、問題はないと主張する。「正直なところ、僕は決して悪くなかった」とノリスはメディアに語った。「彼らはただたくさんの検査などをしたがっただけで、最近ではそれが新しい常態になっているようだ。でも大丈夫だ」「衝撃を受けたとき、ラジオとかで聞いた通り、息切れしていた。息を吸ったり吐いたりするタイミングを間違えて、ある意味で油断してしまったんだ」「それは非常に迅速に起こったし、それでもかなりの影響があった。でも大丈夫だった。何も苦労したことはなかった」「それよりも、ベガスのレースで早々にリタイアしてしまったことが悔しかった。ただ残念だった。でも大丈夫だった」「それ以来、数日間はリラックスするようにと言われてきた。でも、クルマから飛び降りるくらい大丈夫だった。ただ、あまりの不意打ちに、最初は少し動揺した」」ノリスは、あのクラッシュはいくつかの要因が重なった結果だと説明した。「いくつかのことが重なったんだ。そのひとつは、あそこに大きなバンプがあったことだ」とノリスはコメント。「それからタイヤが冷えていて、いつもより車高が低かったこと。多くのクルマに追従するのは初めてだったし、その結果、ダウンフォースはすでにあるものよりもさらに少なくなってしまった」「背景には他にもいくつかの小さな出来事があり、このバンプが通常よりも大きな影響を及ぼした」「どういうわけか、通常よりも悪い角度で捉えてしまったんだ。バンプがあることは知っていたけれど、どういうわけか、この1ラップのバンプの影響が、それまでよりもずっと大きくなってしまった。だからちょっとアンラッキーだった」