ランド・ノリスは、2023年F1第18戦カタールGPの予選セッションを終えて、ポールポジションを獲れたはずだったとマクラーレンF1チームに対して語った。ノリスは当初、予選でフロントロウを獲得したと聞かされていたが、Q3での2回目のラップタイムが1回目と同様にトラックリミット違反で削除されたことを知った。
ノリスはセッション序盤、ポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペンに最も接近していた。半数以上のドライバーがトラックリミット違反でラップタイムを抹消されたが、Q3で有効なタイムを記録できなかったのはノリスだけだった。ノリスはセッション中に合計3回のラップタイムを削除された。Q1から始まり、セッション中にほとんどのドライバーが追いつかれたコーナーであるターン 5でコースアウトした。ノリスはQ3の初めにも同じミスを繰り返し、ポールポジションを争う最後のシュートアウトでタイムを設定するチャンスは1度だけとなった。最終ラップのスタートでターン5をうまく通過したノリスは、タイムアタックに向けて順調かと思われたが、ターン10で再びオーバーステアに見舞われた。『クソッタレ、何やってんだ、俺は...』とQ3の最終ラップを終えたノリスは無線で語った。『時々、僕はクソみたいなことをする』スチュワードがラップタイムを抹消するのに数分を要したため、ノリスがピットに戻ったとき、チームはフェルスタッペンのポールポジションタイムからコンマ3秒以内の差で予選2番手につけたと信じていた。予選2位と告げられたノリスは『冗談でしょ? 僕は本当に愚かだ。ポールポジションを獲れるはずだった。あまりにヘマばかりしてしまう』しかし、マシンを降りた直後、ノリスは日曜日のグランプリを2番手ではなく10番手からスタートすることを知った。ランド・ノリス「残念な一日だった。修正とオーバーステアでコースアウトしてしまい、ラップタイムが抹消されてしまった。今日はもっと上位にいるべきだった。マシンのペースは素晴らしく、チームは素晴らしい仕事をしてくれた。僕はミスが多すぎた。その代償を払うことになった。この週末で挽回するチャンスは間違いなくあるけど、今は、予選でいいラップを刻めなかったことが悔しい。明日のスプリントに向けて懸命に準備し、日曜日に挽回できるように頑張りたい」