ランド・ノリスは、2023年F1第16戦シンガポールGPで2位表彰台を獲得。かつてのチームメイトであり友人でもあるカルロス・サインツの手助けに感謝していた。また、最終ラップで彼を追いかけようとしてバリアにクラッシュしたジョージ・ラッセルに同情を示した。4番手からスタートしたノリスは、ターン1でコースアウトして前に出たメルセデスのルイス・ハミルトンに先行を許したものの、その後ポジションを奪い返し、表彰台を目指した。
ローガン・サージェント(ウィリアムズ)がバリアにクラッシュしてセーフティカーが導入され、ノリスはピットストップでシャルル・ルクレール(フェラーリ)をパスし、リスタートでセルジオ・ペレスとマックス・フェルスタッペンのレッドブル勢をオーバーテイクして3番手に浮上した。サインツ、ラッセル、ノリス、ハミルトンのトップ4がわずか4秒差に詰め寄ったものの、メルセデス勢はその後、エステバン・オコンのアルピーヌがコース上でストップしたため、バーチャルセーフティカーのもとでピットインしてミディアムタイヤに履き替えた。これでノリスは表彰台争いに加わることになったが、フレッシュラバーではるかにペースが速いラッセルとハミルトンが終盤にノリスとサインツをオーバーテイクしようとした。しかし、サインツがノリスをDRSの範囲内にとどめてくれたおかげで、ノリスはメルセデス勢を抑えて2位を獲得し、ほっと胸をなでおろした。「ハードなレースだったけれど、カルロスはとても寛大で、DRSを得るために僕を助けてくれたし、僕のレースを助けてくれた」とノリスは語った。「タフなレースだった。メルセデスがボックス内に入った時点で、タフなレースになることはわかっていた」「特に彼らが追い越せる車両は2台しかいなかったので、厳しい状況になることは分かっていたけど、彼らを食い止めて表彰台の2位を獲得できた。やるべきことはすべてやったし、それ以上のことをやった。とても幸せだ」勝利、あるいは少なくとも表彰台を獲得したいというラッセルの期待は失望に終わり、ラッセルはファイナルラップのターン10への入り口でウォールにクリップし、そのままバリアに突っ込んでしまった。ノリスは、自分自身も同じミスを犯したため、ラッセルに同情していることを認めた。「同じ周、最終ラップ、同じ場所でウォールにぶつかった」とノリスは明かした。「僕も同じように走ったから、彼も真似してもっとひどいことをしたんだと思う!いや、彼には同情するよ。彼はタフなレースを戦った。彼はおそらく、あそこで最も速かったライバルのひとりだろう...今日は彼が一番速かった」「だから最後の2、3コーナーでは少し助けられたし、もう少しリラックすることができた。でも、オスカー(ピアストリ)がいてくれたことはチーム全体にとって良かった。でも、カルロスもシャルルもルイスもジョージも、みんなずっとお互いをプッシュし合っていた。ストレスフルだったけど、それが報われた」ランド・ノリス「信じられない。カルロス、シャルル、ルイス、ジョージ、そして僕は一晩中、お互いに激しくプッシュし合った。レース終盤は非常にストレスフルだったが、それが報われた。メルセデスがボックスに入った瞬間、特に彼らが追い越せるのは数台しかなかったため、厳しい状況になることは分かっていたけど、僕たちは彼らを抑え、やるべきことをやり、2位で表彰台に上がれたので、今晩はとても幸せだ。このクルマを与えてくれたチームの努力には感謝してもしきれない。オスカーが7位まで追い上げて、チームのポイント獲得に貢献したのも良かった。ステルスモードのカラーリングをまとったマシンは素晴らしかったし、チームにとっても最高の結果だ。日本でどんなレースができるか楽しみだ」
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