マクラーレンF1のランド・ノリスは、F1アブダビGPの物議を醸すセーフティカーが生み出したマックス・フェルスタッペンの大逆転劇に「陰謀論が出てくるだろう」と語った。F1アブダビGPはレース全体をルイス・ハミルトンが支配。しかし、残り6周のニコラス・ラティフィのクラッシュによってセーフティカーが入ったことで状況は一変する。
レッドブル・ホンダは、マックス・フェルスタッペンをリスタートを願ってピットに入れてソフトタイヤに交換するという賭けに出る。一方のルイス・ハミルトンは、12秒の差しかなかったことで動くことができず、使い古したハードタイヤでステイアウトした。マシンが撤去されるなか、当初、F1レースディレクターのマイケル・マシは、周回遅れのマシンは追い抜くことはできないと指示。これはルールに反することでもある。その後、ルール通りに周回遅れのマシンに同一周回のマシンとセーフティカーを抜くように支持。これによって2番手のマックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンの背後でリスタートを迎えることができ、ファイナルラップのオーバーテイクによる優勝とF1ワールドチャンピオン獲得に繋がった。前人未踏の8回目のF1ワールドチャンピオンがかかったルイス・ハミルトン、ホンダF1のラストレースのマックス・フェルスタッペンという伏線は、予想もつかないクライマックスへと繋がった。ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンの間に挟まれたマシンの一台だったランド・ノリスは「最後に何が起こったのか正確にはわからない」とコメント。「彼らは僕たちを追い越させないと言った。そして、リススタートの直前になった追い越させた・・・四方八方、みんなから陰謀説が出てくるだろう」「しかし良いレースだった。。フェルスタッペンとハミルトンの両方におめでとうと言いたい。マックスは誰よりも優れていたけど、実際には両方ともだ。僕としては見ることができるクールなチャンピオンシップだった」