マクラーレンF1のランド・ノリスは、アレクサンダー・アルボンを“非常に優れたドライバー”だと評価しており、友人であるアルボンがレッドブルのシトを失ったことでF1が“非常に不公平な世界”になる可能性があると感じていると語る。2019年シーズン途中にレッドブル・レーシングに昇格したアレクサンダー・アルボンは、チームメイトのマックス・フェルスタッペンと打倒メルセデスとの戦いで期待値を超えることができず、レギュラードライバーからリザーブドライバーへと降格させられた。
レッドブルはすでにピエール・ガスリーのチームメイトとして角田裕毅を起用することを決定していたため、アルファタウリでレースを続けることもできず、アレクサンダー・アルボンのF1キャリアは2年と38レースで一旦終了することになった。アレクサンダー・アルボンは、2021年にDTM(ドイツツーリングカー選手権)でレースをしながら、リザーブ兼テストドライバーの仕事を行う。親友のランド・ノリスは、アレクサンダー・アルボンのシート喪失は、F1が“非常に不公平”な場所になる可能性があることを示していると語る。「F1は非常に厳しい世界になる可能性があり、僕たちは再びそれを目にしている」とランド・ノリスは Grandpx.news に語った。「僕はアレックスと良い友達なので難しい。レッドブルについてはあまり話したことはないけど、僕たちは仲良くやっているし、いつも良い会話をしている」「彼のことは残念に思う。彼はとても良いドライバーだからね」「厳しいよね。F1がどれほど厳しいかを改めて示した。それは非常に優れたドライバーにも起こり得る」「彼はすべてのジュニアカテゴリーの全員を打ち負かしてきたけど、F1に入ると、それはすべて異なる。もう少し競争力が高い。非常に不公平な世界である可能性がある」「あんな風に居場所を可能性があるし、スタートしてすぐに終わる可能性がある」レッドブル・レーシングは、アレクサンダー・アルボンの後任としてセルジオ・ペレスと契約。F1サヒールGPのウィナーであるペレスは、レーシング・ポイント(現アストンマーティンF1)がセバスチャン・ベッテルをマシンに乗せるを決断してペレスとの契約を狩猟したことで、ほぼF1から姿を消すところだった。だが、セルジオ・ペレスはレッドブルからライフラインを手渡され、レッドブル・ホンダとの1年間の契約にサインした。ランド・ノリスは、アレクサンダー・アルボンが2022年に自分のシートを取り戻すことに熱心であると考えている。「僕がそれについて何を言うべきかはわかない。僕はアレックスのことが好きだし、彼をとても尊敬している」「彼がシートを失ったのは残念だけど、彼は反撃してF1に戻るためにできる限りのことをすると確信している」