マクラーレンのランド・ノリスは、F1フランスGPの決勝レースを10位でフィニッシュ。ダニエル・リカルドの降格によって最終順位は9位となった。予選ではレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンから0.009秒差の6番グリッドを獲得してセンセーショナルを巻き起こしたランド・ノリス。決勝ではオープニングラップでカルロス・サインツに順位を奪われたものの、7番手で着実にレースを展開した。
しかし、レース後半で油圧の問題が発生。ギアシフト、ブレーキ、ステアリングなど様々な箇所に問題を抱えながらも7番手をキープしていたが、最終ラップで後続に抜かれて後退。10位でチェッカーを受けた。その後、ダニエル・リカルドの降格によって9位に繰り上がっている。「僕の前にいたドライバーと同じように良いスタートが切れた。インサイドに封じ込まい、カルロスにアウトサイドから抜かれてしまった。イン側からのスタートポジションではどうすることもできなかった」とランド・ノリスはコメント。「残りのレースはいい感じだった。良いペースがあったし、レース後半に向けてタイヤを保護するためにカルロスとのギャップを管理してた」「残り20周くらいで油圧の問題によって多くのタイムが犠牲になり、クルマは本当に運転しにくくなった。ステアリングホイールが本当に重くなり、パワーステアリングを失った。本当にタフあったし、順位を落とさないようにベストを尽くしたけど、あまりにペースを失ったので堪えるにはあまりに問題が多すぎた」「それでも、いろいろなことを考えれば、1ポイントは良い結果だ。もっと悪い結果になっていた可能性もあるからね。週末を通してチームは素晴らしい仕事をしてくれたし、ファクトリーのみんなは2台の本当に速いクルアを僕たちに与えてくれた」マクラーレンのチームプリンシパルを務めるアンドレアス・ザイドルは「最終ラップでランドが順位を落としたのは残念だったが、油圧の問題によってギアシフト、ブレーキ、ステアリングに影響があるなかで、エンジニアたちはレース後半を通して本当に良く戦ってくれた」とランド・ノリスとチームを労った。
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