マクラーレンのランド・ノリスは、どれくらいタイヤをセーフする必要があるかは実際のレースよりもプラクティスの方が判断が難しいと語る。今年、マクラーレンでF1デビューを果たしたランド・ノリスは、開幕2戦でQ3進出を果たし、バーレーンGPで6位フィニッシュを果たす上々のスタートを切った。
実際のF1レースは昇格前に実施していたシミュレーションとどのように違ったかと質問されたランド・ノリスは「プラクティスとプレシーズンテストなどで、どれくらいプッシュしていいのかを知るのが難しかった」とコメント。「特にバルセロナで初めてレースシミュレーションを実施したときは、満タンの燃料でプッシュするのがいかに難しいかを知ったけど、摩耗だけでなく熱的にも大きく低下するタイヤが難しかった。常に判断するのは難しい。タイヤデグラデーションの量は『オー、ノー。これはひどいものになるだろう』と考えるときがある」「レースでは周りにドライバーがいるので、彼らがやっていることを知り、何を変更するか、タイヤをどれくらいセーブするかしないかを知るのは測定するのはより簡単だ。だから、とても異なる」「全体的な経験としてはレースの方がプレッシャーは多いけどね。重要なのは日曜日だ。プレシーズンテストでは、ロックアップさせて、小さなミスをしても“どうってことない”と思えるけど、日曜日にやってしまうと、ポジションを失ったり、フラットスポットを作ったしてピットインしなければならないし、はるかに大きな問題になる。だから、プレッシャーははるかに多い。少しリラックするしているプレシーズンテストよりも、レース自体の結果についてもっと考えなければならないからね」